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7月16日、コミュニティパテントレビュー(CPR)試行開始へ
特許庁、大学等の研究者等の「レビュアー」参加にも期待

日本版「コミュニティパテントレビュー」(CPR:The Community Patent Review)がいよいよ7月16日に開始される。最初の出願テーマは、「機械翻訳の精度を向上させる技術」(特願2006-292761)、「グラフの可視描画像を単純化する方法および装置」(特願2007-124073)で、引き続き20数テーマを挙げていく予定。200〜400人規模のレビュアー(先行技術情報や評価意見の出し手)獲得を目指す特許庁は、企業等の知財担当者、技術者、弁理士などの他に「特に大学や試験研究機関などで活躍する研究者の積極的な参加と学術論文等の提供に期待したい」(企画調査課)としている。
 CPRとは、特許出願審査という権利付与に関連する法的プロセスに、パソコンとインターネットの掲示板を使って形成される民間のコミュニティを関与させて多くの先行技術情報や評価コメントを収集し、より厳正で効率的な審査を後押ししようというだけでなく、民間のチェック機能を働かせようという新しい試みだ。2007年6月、ニューヨークロースクールの発案を米国特許商標局(USPTO)が採用。GE、IBM、マイクロソフトなど大企業や今話題のインテレクチュアルベンチャーズがスポンサーになり民間組織「Peer to Patent」として運営している。レビュアーはすでに2000人を超えている。
 日本版CPRの運営は(財)知的財産研究所が行う。なお、レビュアーは技術や知財の専門性だけでなく、中立性や誠実性が求められる。共通の掲示板でお互いのコメントを閲覧できるが、不適切なコメントは削除される。またレビュアーに対する報酬等はない。
*レビュアー募集サイト⇒http://www.cprtrial-iip.org/index.html

(2008年7月13日)