マルチリンガルになりたいあなたがマルチリンガルになるための5つの方法

    マルチリンガルになる方法目次
  • 1.辞書とノートを活用しましょう
  • 2.メモや日記を外国語で書いてみましょう
  • 3.音に慣れることで発音が身につく
  • 4.友人を作ってみましょう
  • 5.発展編としてのマルチリンガル学習法
  • 6.最後にまとめ




マルチリンガルと聞くと、語学が堪能でとても優秀なイメージを持たれるでしょう。また、帰国子女や片親が外国人であるなど、先天的な要素が強いイメージもあると思われるかもしれません。ですので、後天的にマルチリンガルにはなることができないとお思いかもしれませんが、決してそのようなことはありません。マルチリンガルになるには、それ相応の努力と根気が必要ですが、効率よく勉強すれば誰でもなることのできるものなのです。

さて、ここでマルチリンガルとはどんな方を指すのか再度考えてみましょう。マルチリンガルは、俗にポリグロットともいい、多言語話者のことを指します。一方で、単一の言語のみを話す方をモノリンガルと言います。日本のように単一民族国家で、ほぼ外国語を使用しなくても生きていける国はほぼ珍しく、おおよそ他の国家ではバイリンガルもしくはトリリンガルの方が多いです。

マリチリンガルというのは、二ヶ国語を話すバイリンガルよりも。トリリンガルもしくは、4か国以上の言葉を操る人を指すと考えると良いでしょう。たとえば中国などの広大な国土のある国は共通語として「普通話」(プートンフア、北京語がベースになっています)が定められており、それとは別に広東語や上海語など全く語彙レベルで違う言語が存在します。そういった国では教育として共通語を習い、日常会話では現地語を使うので必然的にマルチリンガルになるわけです。

日本語も相当地域差が激しく、場合によって方言のおかげで意味が通じないこともありますが、共通語としての「国語」を学んでいるのでどの地域の方とも話ができるのです。また、言語的な距離が近ければマルチリンガルになりやすいとも言えます。方言差ほどの差しかないロシア語とウクライナ語や、ベラルーシ語とチェコ語などが挙げられます。特にスラブ語圏の言葉は英語のように発達しておらず、古いまま残っていますので綴りが同じで読み方だけ違うというレベルでしか差がなかったりするのです。

ですので、こうした近親的関係にある言語を学ぶと、あっという間にマルチリンガルになれるとも言えます。南スラブ、東スラブ、西スラブなどグループごとに分かれていますが、そのグループの一つでもマスターすると、あとは相違点を見つけてその点だけ覚えるということを繰り返せばいいのです。さて、前置きが長くなりましたが、実際にマルチリンガルになれる効率のいい学習方法を以下に記しましたので読んでみてください。

マルチリンガルになる方法その1.辞書とノートを活用しましょう

あなたが日本人であったとしても、難しい小説や新聞の記事には分からない単語が出てくるかと思います。そうした場合なんとなくの意味で読んでしまってはいませんでしょうか。外国語の運用能力というのは、決して母国語を上回ることがないと言われています。逆に、母国語を自由自在に操れる方は、外国語の習得に向いていると言えます。

外国語を勉強するとき、分からない言葉が出てきたら、きっと辞書で調べると思いますが、日本語でも同様です。なんとなくの意味ではなく、しっかりと意味を調べて理解することで、類義語や反対語も把握できます。そうすると、脳の中で言葉と言葉が点と点で結ばれるように結合していきます。名詞だけでなく、あらゆる品詞に言えることです。

例えば、「大変」という言葉を言い換えるときどのような表現があるでしょうか「とても」「非常に」など、後に続く文章にもよりますが、一つだけでなくいろいろ言い換えができることに気づくと思います。こういった情報は辞書からも得られますので、紙の辞書でも電子辞書のジャンプ機能でもいいので、フル活用してみましょう。特に電子辞書のジャンプ機能はとても便利です。一度にたくさんの語彙を見ることができますし、紙をめくる手間が省けますので、電子辞書をお持ちの方は是非ジャンプ機能を多用してみてください。

また、言い換えの表現についてですが、「いかに同じ内容を違う文章で言えるか」という点がとても重要です。たくさんの文章を作れば作るほど、自分自身の脳内で言い換えの表現が増えるわけです。言い換えの表現が増えるということはすなわち、語彙力を高めることでもありますので、ここは面倒臭がらずに行うべきです。

一般的に、母国語の語彙力が豊富な人ほど語学力が上がるというのは、全くことなる文法体系を翻訳などする際に「この文章を翻訳するには、どの単語が一番ふさわしいか」「本来の意味を損なわないようにするには、どの文法体系がいいか」を選べるということなのです。似たような文章がいくつか思い付いた場合、一番近しいものを選び取る能力こそが語学力とも言えます。

例えば「コーヒーを飲みすぎたので、眠れない」という文章を中国語に訳してみましょう。

「?しすぎた」という表現は、中国語では「?太多了」(タイドゥラ)です。また、理由を表す際は「因為~所以~」(インウェイ、スオイー)という表現を用います。これは英語で言うところのBecause I have drunk a lot of coffee, so I cannot sleep.です。

中国語での正確な文法は「喝??太多了、所以我不能睡覺」です。しかし、ここで表現したいことは「コーヒーを飲みすぎてしまったが故に寝付けない」ということなので、??を先に持ってくることで、なぜ寝付けないのかが的確に表現されるのです。本来の文法ではないのですが、むしろその方が、本来のニュアンスが伝わるという表現は沢山あります。

すなわち、マルチリンガルになるためには、どうしても正確な文語表現だけでなく、口語表現なども習得する必要があると言えます。これは正確な標準的文法をマスターした上で、学習すると良いでしょう。最初はベーシックな文法で会話していき、自信がついたあたりでネイティヴらしい表現にチャレンジしてみてください。きっとネイティヴの表現が身につくと、学習がより楽しくなります。

最後にこの章で述べたことをまとめますと、やはり上述の通り辞書をなるべく活用することが大切だと言えます。辞書で調べたことは忘れないように、類義語などと併記してメモを残しておくといいでしょう。また、この単語は英語や他の言語ではどのように表現するのかも記しておくといいでしょう。ノートは2冊用意し、下書き用、練習問題を解くように1冊、もう1冊は自分の間違いやすい点を纏め、常に見返すことのできる清書用のノートとして準備します。

清書用のノートを何度も見返すことによって、どの位置に何が書かれていたか思い出せるようになります。これは読書でも言えますが、フォトリーディングという技術です。フォトリーディングは、書かれている全ての文字を一言一句読むのではなく、図として記憶する技術で、ある意味念写のようなものです。おおよそどのページに何が書かれていたかを映像記憶として覚える方法ですので、大量のものを暗記できます。清書用のノートを毎日少しずつでもいいので、眺めているとフォトリーディングが身についてきますので、清書用のノートはなるべく自分がわかりやすいよう、まとめることを意識すべきです。

また清書用のノートの取り方ですが、活用変化のあるラテン系言語やスラブ系言語の場合、活用表をまず全て初めの方のページに印刷したものを貼り付けるか、手書きしておくといいでしょう。活用変化のある言語は、まずその活用を覚えなければ文章が作れません。逆に言えば、活用さえ覚えてしまえば、あとはいかに単語を覚えるかなのです。日本人は多くの場合中学生から義務教育として英語を学校で習います。

大学まで行く場合は、最低でも7年から8年は英語を勉強していることになりますが、こんなに長い間勉強しているの、なかなかイディオムが思い出せないということはないでしょうか。実は、英語は実は不規則変化が多い言語なのです。また発音も文字通りではないので一見簡単に見えて極めれば極めるほど難解な言語と言えます。フランス語やアラビア語のようなリエゾンはありませんが、定冠詞や前置詞がかなりややこしい言語と言えます。

一方で動詞や形容詞に活用があり、性別の区別もある言語は、それさえ覚えてしまえば後が楽だと言えます。活用はとても規則的ですから、一旦一つのパターンを覚えると、付随するように違った活用も推測で覚えられるのです。だんだんと規則性が自分でわかってくれば、あとは語彙力を養うことに専念すればいいのです。 つまりノート作りの手順としては以下のようになります。

①語学の授業や練習問題で解いたノートと清書用ノートを用意します。練習問題用のノートはいくら乱雑にメモしてもいいので、重要事項は必ず赤ペンで書くなど目立たせましょう。清書する際に、何が重要か一目でわかるようにしておくことが大事です。

②清書用ノートの最初のページに、活用形や頻出語彙などのページを印刷して貼り付けるか、手書きで記入します。(特に副詞などはまとめておきましょう)頻出語彙だけをご自身でピックアップするのも良いです。介詞、前置詞など品詞別に分けてインデックスなどをつけて一発でページを開けるようにしておくと、オリジナルの教科書に早変わりします。

③清書用ノートにまとめる際は、自分が間違えた点を大きく記入します。また、なぜ間違えたのかも一緒に記入しておくといいでしょう。間違えたということは、何か自分の中で思い込みがあったからなのです。それを打ち消すためにも、間違えた理由を併記すべきです。

④毎日パラパラとめくるだけでもいいので、清書用ノートを見返します。また、書いた文章は必ず口に出して発音することが重要です。発音記号やピンインなどもきちんと記入しましょう。

どうでしょう、そんなに難易度の高いことではなさそうですが、人によっては億劫に感じられるかもしれません。

しかし一旦これらを習慣にしてしまえば、あとはルーティンワークですのでさほど大変なことではありませんし、どんどんノートをまとめていくうちに、ノートを見ずにスラスラと定型文が口から出てくるようになりますので、きっと役に立つはずです。

マルチリンガルになる方法その2.メモや日記を外国語で書いてみましょう

外資系企業にお勤めの方などは、常日頃から英語などで会話しておられると思います。また、日系企業でも海外現地法人では基本的に社内公用語は英語とされているケースが多いです。そう言った場合、やはりメールも会議も全て英語ですので、自分の予定帳にも英語もしくはその国の現地語で書いている方もいらっしゃいます。これはマルチリンガルを目指す方にはとても有効的な手段だと言えます。

どの言語にも、その国の言葉でしか表せない表現があります。日本人がよく使う「お疲れ様」や「いただきます」は似たような表現があったとしても、完全に日本文化のそれを外国語に言い換えることはできません。それと同じで、外国語にしかない表現というものもあるのです。ですから、わざわざ日本語に置き換えて覚えるよりも、概念としてその国の言葉を覚えるといいでしょう。つまり、頭の中に複数の言語野を作ることになるのです。日本語で話すときは日本語の部分を活性化させて、そこだけを使用して話します。お同じく英語でしたら、英語でものを考えて英語で話すのです。

それは外国語学習者にとって大変困難でもありますが、まず比較的取り掛かりやすい方法として「メモや日記を外国語で書く」という習慣をつけることです。他人に見せないメモでしたら、何語で書いてもいいわけですから、例えば予定帳などに書いてみてはいかがでしょうか。

最近は一言日記なども流行っていますし、ハンディクラフトなどがお好きな方でしたらデザインを考えながら英語やその他外国語で日記を書いてみるのも良いと思います。 英語脳と俗に言われるのは、英語で考え、英語で話すことができる能力の備わった状態です。この脳を作るには、やはり常日頃からの鍛錬が必要ですが、いきなり長い文章を書くよりも、「今日は誰と何をした」というレベルでいいので毎日何か記しておきましょう。

そのうち、どんどん書きたいことが増えてきたら、辞書を使って新しい文章を書けるようになるでしょう。自分自身に関連することや、興味のあることなら誰でも覚えやすいと思いますし、書いた後の定着も早いです。観た映画の感想などを書くのも文章力の向上になりますのでお勧め致します。その際、すでに学習した文法や言い回しと、まだ教わっていないけれども使ってみたい言い回しを半分ずつくらいの割合で書いてみるといいと思います。実際に外国の方に添削してもらう際に、言いたいことが伝わりやすいからです。

マルチリンガルになる方法その3.音に慣れることで発音が身につく

バイリンガルの方や、マルチリンガルの方はとても綺麗に、流暢な発音ができるかといえば絶対的にそうとは言えません。もちろん、親が外国人もしくは、海外で生まれ育った方は本場の発音が身についていることでしょう。これらは先天的要素であり、特別な環境にあった為必然的に身についたものであります。そんな方を見ると、自分はマルチリンガルに慣れないのではないかと思われるかもしれませんが、大人になってからでも効率の良い努力の仕方でマルチリンガルになることは可能です。

一般的に6歳くらいまでに言語の習得能力が決まると言われていますし、どんな異国に行っても、子どもはスラスラと言葉を覚えて話せるようになります。彼らは文法を習わなくても感覚で覚えているのです。こういう場面ではこんな返答をするのだな、と理解して話すのです。

一方大人になってから語学をスタートした方の大半は、文法から入るでしょう。もちろん文法をマスターすることはとても重要です。前述のノートの取り方にも記載しましたが、いくら単語を覚えても文法力がゼロだと何の話題をしているのか話になりません。単語だけで会話できるのは、相手が日本人や、外国人慣れしている方であって、言わんとすることを推測してもらえる時のみでしょう。ですので、文法をおろそかにしてはなりません。大人が英語をはじめとした書外国語をマスターするには、徹底した文法力が必要なのです。

では、大人になってから外国語を音で覚えることはできるのでしょうか。 完全に言語を聞くことのみによって言葉を習得することは難しいですが、「慣れる」という作業はとても重要です。普段聞き慣れない言語だからわからないのであって、たくさん聞けば聞くほど「以前聞いたことがあるな」と思えてくるのです。お勧めしたいものは、やはり諸外国の国営放送テレビなどです。視聴環境が整っていれば見ることができます。

国際交流センターなどが地域にある場合、各国のニュースを見ることができるでしょう。そうしたニュースのアナウンサーはとても綺麗な発音をしています。日本語でも同じことが言えますが、正確な発音とわかりやすい喋り方を身につけておられますので、初心者が音に慣れるにはとてもよい教材といえます。

そして音に慣れるということは、自分自身がその音を出せるようになることでもあります。発音の練習は、語学教材のテキストに書いてあるカタカナのルビなどを見ないほうが良いです。言語にはその言語にしかない音というものはありますし、完全に日本語のカタカナなどで置き換えることは不可能なのです。ですので、音に慣れるためにはCDやオーディオブックが有効的です。

聞いた音をそのまま意識せずに口に出してみましょう。そこで絶対に日本語のカタカナなどでは表しきれない部分に気づくと思います。発音を真似することで、幼児と同じように音で言語を習得することができます。あまり発音の上手い下手にとらわれず、「聞いた音を真似してみる」ことに専念してみてください。マルチリンガルになればなるほど、舌や喉の使い方がわかってきますし、使い分けもできるようになります。

また、今現在無料で一般公開されているマルチリンガル対応のサイトとして有効的なものは、東京外国語大学が公開している言語モジュールです。27ヶ国語の言語を映像とともに視聴できます。初心者向けから初中級の文法解説までありますので、ぜひこのサイトで何度も音声を聞いてみてください。(http://www.coelang.tufs.ac.jp/modules/)

また、大阪大学外国語学部(旧・大阪外国語大学)の世界言語ラーニングもディクテーションやリスニングが充実しています。これらはもちろんネイティヴによる発音と会話を用いていますので、無料で学習するには最適といえます。(http://el.minoh.osaka-u.ac.jp/lang/about/index.html)

この二つの大学は、日本において外国語学部を擁する大学であり、あまり聞きなれない珍しい言語を学べることで有名です。もし、英語や中国語といった学習者の多い言語ではなく、話者の少ない言語を学びたいのであればmなおさら有効活用をおすすめいたします。ネイティヴの発音に慣れることこそが、マルチリンガルへの第一歩です。

マルチリンガルになる方法その4.友人を作ってみましょう

外国人の友人を作ることは、今の時代とても簡単です。現在は、外国語を学び合う方同士がオンラインでやり取りをすることができます。特定の言語を学ぶサイトもありますし、多言語でのやり取りができるサイトもあります。

例えばこのサイトBusuu(https://www.busuu.com/start/ja/)は今現在12ヶ国語のコースを用意しており、言語学習者同士がインタラクティブに教えあうことを目的としています。自分が日本語を教える代わりに、誰かネイティヴの方に添削をしてもらえます。またゲーム感覚で遊びながら学べますので、語学に対して抵抗感のある方でも楽しみながら勉強できるでしょう。

語学というものは、やはりネイティヴの方からいかに学ぶかです。このようなオンライン学習サイトで友人を作ってみると、話してみたい話題が出てくるでしょう。趣味が同じ人や、互いの国の文化を紹介しあいたい人同士で繋がると、自ら発信したくなってきます。

「この表現であっているのだろうか」「文法的に間違いがないのか」など不安もあるでしょうが、まずは恐れずに発信してみることです。もし間違いがあれば指摘してもらうように頼み、正確な文法力を磨くことができます。また、オンライン学習はネット環境さえあればどこでも勉強が可能な点も魅力的です。自分のペースで好きな時にいつでも気軽にアクセスできますので、無理なく学習が進みます。話してみたいとピックが見つかったら、まずはその内容を単語レベルでもいいので書き出してみましょう。きっとあなたの友人が良いアドバイスをくれることでしょう。

また、上述した通りに母国語の語彙力と外国語運用能力は連動していますので、外国人の友人に日本語を教える際、ご自身の語学能力も向上します。日本語を英語もしくはその他言語に置き換えて説明する場合、どのような表現が最もふさわしいかを選び取ることで、いわゆる語彙力がついてくるのです。

そしてスマートフォンをお持ちの方は、ぜひ外国語学習アプリを入れてみてはいかがでしょうか。現在は初歩的なものであれば、大体の言語学習アプリが無料で使用できます。日常会話や緊急事態など、旅行の際に使用できるものが多いと思いますが、こうした初歩的なものから始めることで隙間時間を有効活用できます。ぜひ、マルチリンガルへの一歩としてこれらを活用してみてください。

マルチリンガルになる方法その5.発展編としてのマルチリンガル学習法

先にも述べましたが、ネイティヴの友人を作ることは、マルチリンガル学習法への近道であります。彼らは言語のみならず、自国の文化などもきっと教えてくれるでしょう。ここでは、日常会話レベルがある程度身についた方へのマルチリンガルへの道のりを記したいと思います。

日常会話がある程度できるようになったら、複数の言語を同時に使用することにチャレンジしてみてください。例えば、貴方が英語、中国語、ロシア語といった全く文字も文法体系も異なる言語をマスターしたい場合どのようにすれば効率的に定着が図れるでしょうか。現在はTwitterやLINE、微博(中国のTwitterのようなもの)QQ(中国でのLINEのようなもの)やSkypeなどが無料で使用できます。

特に中国でしか使用できないものは、中国の方と仲良くなるために必須のツールと言えるでしょう。国の閲覧制限により、VPN(バーチャルプロキシーネットワーク)を使用しない限りは国外のインターネットにアクセスできないからです。こう言ったツールを使い、同時進行で数人の方とチャットしてみると、脳内の言語切り替えスイッチが頻繁に動きます。このツールは何人の方と使用する、など決めてもいいですし、一つのアプリで数カ国の方とやりとりしてもいいと思います。

異なる文法体系をマスターするには、言語のスイッチを瞬時に入れ替える訓練が必要なのです。あまりスマートフォンに複数の言語のキーボードを入れて、同時に何人もの国籍の違う方とお話をしてみましょう。最初は疲れるかもしれませんが、慣れてくると、よく使う言い回しが身についてきます。英語ではa lot ofというところを中国語では很多的(ヘンドゥダ),ロシア語ではмного(ムノーガ)というのだなと分かってきます。何回も繰り返して使っていることで、無意識のうちにふと、口に出るようになってきます。こうなればもう、マルチリンガルへかなり近づいたと言えるでしょう。

また、複数人と同時に会話する際に必要なのは、なるべくその国の言語で話すことです。英語は今や国際的な共通語ですが、安易にそれだけを用いてしまうと、なかなか他の言語の向上に繋がりません。もし英語を使用するのであれば、どうしてもわからない文法がある時など決めて、正確な言い回しは実際に教わってみることが必要です。どんなに間違ってもいいという確固たる信念を持ち、間違いを恐れずに話してみることが重要です。

マルチリンガルになる方法のまとめ

マルチリンガルになるということは、視野が広がることでもあります。マルチリンガルになるには、何度も述べていますが「母国語の運用能力」を高めねばなりませんので多くのことを見聞してください。新聞やインターネットのニュース、小説などの文字情報もさながら、音声での情報も重要です。見て聞いて書けるということが揃ってこそ語学力があると言えるでしょう。

そして、母国語の運用能力を高めるためには徹底的に調べることが必要です。なんとなく知っているけれども、うまく説明できない単語や熟語はないでしょうか。もし、外国人の友人が出来た際に、これらをどう説明したら良いのか考えてみると、なかなか難しいということがわかると思います。まず日本語で説明がうまくできないと、外国語でもうまく説明できず、半分ほどしか本来の意味が伝わらなかったりします。本を読んだりしていて、なんとなくしかわからない言葉が出てきたら、即座に調べる癖をつけるといいでしょう。

語学というものにはゴールがありませんので、日本語がたとえ母国語であったとしても、十分に使いこなせているかどうか常に疑問を持つべきです。その上で、外国語ではどのように表現すべきかを羅列していくのです。単語と文法の組み合わせは後で考えれば良いので、「何を伝えたいか」という目的をまずしっかりと書き出しましょう。

また、マルチリンガルになるということは継続的な努力と習慣づけがとても重要です。今日は英語、明日は中国語という風に勉強時間を日にちごとにずらしても良いのですが、できるだけ毎日学びたい言語全てに触れることが望ましいのです。言語は2日経ってしまうと、習ったことを思い出せなくなってしまうとも言われていますので、新しく知った単語や表現は、忘れないうちにできるだけ早く復習することです。

3ヶ国語をマスターしたいのあれば、20分ずつで3言語でも経ったの1時間ですから、さほど苦にならないと思います。マルチリンガルになるには覚えたことを忘れないという点を徹底させなければなりませんので、最初のうちはこうした短い時間で毎日音に触れるなどといった初歩的な学習から始めるといいでしょう。

赤ちゃんが音を聞いて自然と言葉を習得していくのと同じように、無理なく音に浸ることです。いくら語学が堪能でも、外国生まれや何か特別な理由がない限りが、日本人同士での練習では完全な発音が身につきません。音に慣れるためにも、まずはSNSやアプリを使用する準備をして、マルチリンガルになる準備をしておきましょう。準備が整えば、あとは1から5に記載した通り内容を実践してみてください。

人にもよりますが、効率よくこれらを実践することでおおよそ1年あれば基本的な日常会話くらいはマスターできます。ご自身のペースで、何ヶ月目には、なにについて話せるようになりたいか、小まめな目標設定をしておきましょう。一つずつクリアしていけば、きっと自信もついてきます。マルチリンガルになり、視野を広げて新しい世界へと挑戦してみましょう。

スポンサーリンク

合わせて読みたい