親子で初めてのファミリーキャンプで失敗しない準備と実践のすべて

  • 1.ファミリーキャンプの目的を整理する。
  • 1-1.家族でどんなキャンプをしたいのか?お父さんの独りよがりにならないように
  • 1-2.キャンプだけしたいのか、何かの目的の延長にキャンプがあること
  • 1-3.一家族だけで楽しむか、仲良し家族で楽しむか、大きな違い
  • 2.子供の気持ちで考える
  • 2-1.こどもはみんなキャンプが好きとは限らない
  • 2-2.子供はBBQだけでは全く嬉しくない
  • 2-3.子供は一緒に遊んでほしい。遊んであげなきゃ子供はキャンプが嫌いになる
  • 3.どんな場所で行うか、どのくらいの頻度で、いつ頃の時期で実施するかを決める
  • 3-1.夏だけ同じ場所、似たようなシチュエーションでは飽きが来てしまう
  • 3-2.季節に応じて行ける楽しみ方を計画する
  • 4.自分の力量に合わせて道具を揃える
  • 4-1.自分の実力は?火起しは大丈夫?焼き肉、BBQはできますか?
  • 4-2.夏は日よけがないとまったく楽しくない
  • 4-3.春や秋に行くには夏の道具にプラスαが必要
  • 5.何度でもいつでもどこでも手軽にできる方法や最低条件を見つけて続けられるようにコツを掴む
  • 5-1.必需品は道具だけではない
  • 5-2.道具の最低限必要なものを知る
  • 5-3.手間を掛けずに場数を踏む
  • 5-4.簡単に行けるというコツを掴む
  • 5-5.大事なことは片付けですよ
  • 6.思い出を残すように(目的がお父さんのキャンプすることだけにならないように)
  • 6-1.情報を集めて子供と奥様の意見を確認する
  • 6-2.お父さんが自信を持って子供を楽しませることができること
  • 6-3.子供はその時の思い出や経験が大人になってからそれを活かすことができる
  • 7.子供は結構自分で楽しむためのノウハウを習得している
  • 7-1.キャンプで覚えたノウハウを子供はどこか違った場所で間違いなくその力を発揮できる
  • 7-2.行ったことのない子供より行ったことのある子供の方が友達付き合いで能力を発揮できる
  • 7-3.家族と過ごした楽しい時間だったということを残せるキャンプを

1ファミリーキャンプの目的を整理する。 

① 家族でどんなキャンプをしたいのか?お父さんの独りよがりにならないように。

早速ですが、皆さんはファミリーキャンプというとどのようなものをイメージしますか?やっぱりバーベキューは必須。夏なら海で泳ぎながら、川で涼みながら、なんてイメージをお持ちですよね。

でも本当にそれでいいですか?私がキャンプにはまったときは、皆さんと同じく家族で楽しみたい!!が目的でした。ですが、なかなか家族で楽しむって言いますが、みんな楽しいことの定義が区々で難しくないですか?

我が家も娘二人と妻の女性3人、男性1人と女性が多かったので、簡単にキャンプといっても、楽しいことというよりもそれを開催するための条件がいっぱい出てきて、その条件に合ったキャンプを実施するってホントに難しいです。

キャンプは男のロマンだ!!なんて考えているお父さん。それってひんしゅくを買うことになりますからご注意を。そうならないためにも家族みんなの嗜好に合わせないとまったく楽しめないキャンプになってしまいます。ご注意を。

②キャンプだけしたいのか、何かの目的の延長にキャンプがあること。

さて、お父さんの独りよがりにならないようにみんなが楽しめることが重要ということに気付いていただけましたよね。では、家族みんなの嗜好に合わせた目的を考えてみましょう。

我が家ではどんな目的を持ってファミリーキャンプを楽しんできたか、ちょっとご紹介します。

我が家はキャンプを本格的に始めたころは社宅住まい。お隣さんは我が家の長女と同級生の女の子がいて、その妹は我が家の次女の一つ年上のお姉ちゃんで、毎日、お互いの家を行ったり来たりして、非常に仲の良い親戚付き合いと勘違いするくらい仲良しでした。お互いの長女が幼稚園の年中の時でしょうか。下の子も外遊びができるようになったので、海でキャンプしよう、と急に思い立って、お互いの家族ともにキャンプ道具を揃えようということになりました。

③一家族だけで楽しむか、仲良し家族で楽しむか、大きな違い。

そういうことで、私がキャンプを始めたきっかけは、“家族ぐるみで賑やかなキャンプを海辺でやっちゃおう”、が始まりだったんです。

もともと私は静岡の田舎の育ちで、実家の裏に流れる川の上流へBBQ道具を持って(といってもずいぶん昔のことですので直火で薪で火を焚き、鉄板で焼き肉、焼きそば、くらいのダイナミックなBBQでしたので、ちゃんとした道具なんて用意できませんでしたが)同級生が集まれば夏はBBQというくらいしょっちゅうやってました。

ですが、それは大人向けのそれこそ“肉&ビール、酔っぱらえて、屋外で最高~”という至極単純な嗜好のキャンプであって、それこそ男子の醍醐味みたいなキャンプでしたので、家族を楽しませるキャンプというものからはほど遠いものでした。

ですので、「家族ぐるみで楽しむ」と目的を据えたとき、はてさて何をすべきか?と悩んだものでした。

その悩みを解消してくれたのは、お隣の奥様でした。海でのキャンプの過ごし方の大先輩で、シュノーケル、ウェットシューズなど、キャンプの道具だけではなく、子供が昼も夜も通して一日中遊べる道具を用意すべき、とアドバイスしてくれたのです。

2子供の気持ちで考える。

①こどもはみんなキャンプが好きとは限らない。

さて、我が家も“家族ぐるみで賑やかなキャンプを海辺でやっちゃおう”というキャンプのプランに乗ったものの何から始めればよいか。私は山と川で育ったもので、川遊びは得意でしたが、海で子供を楽しませながら丸々二日間飽きさせないってできるのか、と不安に思いました。

我が家の子供はその私の実家で多少のキャンプ:BBQ程度は経験してましたので、川+BBQの楽しみ方は心得ていたようですが、下の子供はそこまで経験がなかったので、海+BBQの楽しみがわからず、行きたがらないでぐずって困ったものでした。

それ以上にお隣さんとは別の家族も一緒に行った時でした。BBQのような屋外の食事、状況によっては虫(時にはスズメバチも)が大量に飛んできて、キャンプ無理!!となってしまった子供もいました。

ですから気を付けなければいけないことは、子供は何が好きか?子供はその環境に順応できるか?をしっかりと見極めないと家族全員が楽しめないという結果になってしまいます。

②子供はBBQだけでは全く嬉しくない。

キャンプでのBBQは醍醐味ですよね。私もBBQはお手の物だから、そこは任せろ、っと思っていました。いやいやそれも本当は間違い。

子供は遊んでおなか空いたらお肉を食べたぁ~いなんですね。ここが大人と嗜好がちがうところ。遊ぶが大前提なんですね。

確かにお父さんは・火起し・焼き係・片付け、忙しさ満載で、俺が頑張ったからおいしく楽しくBBQできたんだぜ!!なんて思っていると大きな勘違いです。

お父さんは自分の嗜好で楽しむのではなくて、みんなを楽しいひと時をコーディネートすることに徹すべきです。

ですから、多少、“キャンプの道具で凝った料理して、ビール飲んで、みんなでおいしく楽しく“もいいですが、それを我慢して、お子様と遊んであげることが大事です。

③子供は一緒に遊んでほしい。遊んであげなきゃ子供はキャンプが嫌いになる。

さて、お父さんが自分がやりたいことをちょっと我慢してお子さんと遊んであげることの大切さを理解したところで、どう遊んであげるかです。

簡単です。知らないことは知らないと認識して、子供と一緒に体験することです。私も折角未経験の海でのキャンプに関しては全くの素人でしたので、お隣さんのご主人のお知り合いにいろいろ浜辺の遊び方を一緒に勉強させてもらって、子供と一緒に遊んであげた経験があります。

こんな感じです。

食事の準備、子供と一緒に遊ぶ、が両方こなしていくとどうなるか。

たくさん遊んだぁ→お腹空いたぁ→ご飯食べたぁい→美味しいぃ→寝る→大人の時間ができる。ということなんですね。大人の時間を優先してしまうと結局は子供の時間が無くなってしまうんですね。こういう大人主体の嗜好はできれば避けたいですね。

3どんな場所で行うか、どのくらいの頻度で、いつ頃の時期で実施するかを決める。

①夏だけ、同じ場所、同じ遊び方、ではなく、いろいろ変化を付けてみよう。

キャンプといえばやっぱり夏でしょ?と思われがちですが、どうですか?

「夏であれば、夜は寒くないから風邪を引く心配もないし、泳いだり、虫を捕ったり、いろんな夏ならではの楽しみがあるから、やっぱり夏でしょ」と考えるのは全く間違いではないですね。

でもいろいろ道具を揃えてお金や知識を付けたのに、1シーズンに1,2回しか活用しないっていうのもどうでしょう?ちょっともったいないですよね。

では、「夏以外にキャンプなんてできるの?」と思っている方にその楽しみ方と、選び方をご紹介します。

②季節に応じて行ける楽しみ方を計画する。

春、秋:ちょっと寒いけど、夏の時期では見れない光景を楽しんでみよう。

春とか秋は気温が低いので、「夜、寒いから子供が風邪を引いちゃうのでちょっとねぇ~」という方は多いと思います。

でも春ならではの楽しみがあります。私の場合は、”うみほたる”ですね。山育ちの私には神秘的で一瞬にして虜になりました。夏でも見られるのですが、なかなか夏のレジャーシーズンに鑑賞できるサイトでキャンプするっていうのは、場所の制限や混雑などで入れないことが多いですね。

春であれば、人手も少ない場所で、しかもキャンプなら夜通しその美しい光景を子供と一緒に独り占め。子供はその神秘的な光景にはしゃいだり、採集してみたり、貴重な体験になると思います。

うみほたるは一例ですが、そのほか、澄んだ空気の中での真っ赤に海に沈む夕日を眺めながらみんなで夕食、とか桜咲くなかで花見BBQとか、それ以外にも楽しみ方はいろいろあります。

あとは食事に工夫を凝らすというのもあります。

夏はやっぱりBBQで焼き肉、となりがちですよね。でも、ちょっと屋外の寒い日に鍋なんていうのはいかがでしょう?

ちょっと道具が必要になりますが、お勧めは”キャンプですき焼き”です。

すき焼きは家庭で作るのもそんなに手間が掛からないですよね。キャンプでも、コンロと鍋があれば手軽にできちゃいます。

すき焼き以外にも、煮込みうどんとか、その道具さえあればいろんなバリエーションが広がります。

外でみんなで食べるすき焼きで、子供たちは焼き肉に飽きが来たところで大喜び。食欲もそそり大満足。それに素敵な景色を見れたら最高な夜を過ごせます。

夏と違ってテントは快適です。寝苦しいということもなく、快適なアウトドア生活を過ごせます。

夏:これは言わずもがなですよね。私は海、川がメインでした。

海は当然海水浴しながら、夜の花火を楽しみながら。川では、澄んだ水が流れる川を選んで、何が生息しているか昆虫探しや、ボート、チューブでの川下り、肝試し、などなど。皆さんのイメージは夏に関しては豊富ですので、あまり詳しくは説明を避けます。

でも、スズメバチなどの虫には注意が必要です。こういうリスクはよく調べておく必要がありますね。

では、その季節に応じた最高なキャンプを過ごすためにはどんな道具を用意すればいいかを次にご紹介します。

4自分の力量に合わせて道具を揃える。

①自分の実力は?火起しは大丈夫?焼き肉、BBQはできますか?

さて、どんなキャンプにするか、そのイメージの付け方がわかったところで道具の準備です。

道具選びは簡単でしょ?と思われている方、またその逆で何を選んで購入すればいいのか?と悩まれている方、最低限の道具と最低限でも最高に楽しめる道具の揃え方をここでご紹介します。

でもちょっと待ってください。

何を選べば良いのか、と悩まれている方、それは実は何をどうやれば、どこから始めればキャンプができるのか、ちょっと経験がないからわからない、というお悩みだったりしませんか。

そうですね。まずはご自分の経験を振り買って、キャンプに必要なスキルを棚卸ししてみましょう。

キャンプといえばやっぱり夏に家族揃って海や川で冷たーい飲み物に美味しいお肉ですよね。となるとまずはBBQです。ここで登場するのが、コンロですね。コンロといえば火起こしです。火起こしなんてお手の物、という方は悩まずいろんなタイプのコンロから選ばれればよいですね。しかし、まずはちょっと自信ないという方は、そんなに高度なコンロを購入する必要はないかもしれません。できれば組み立て易く、焼き物とか扱いやすいタイプを選ぶのが良いかと思います。

私が仲良し家族でキャンプに行く時は、そんな高度なものは使わず、七輪でした。これで十分でしたね。でも大量に調理をするために予備で大きめのBBQコンロを持参してました。こうすればちょっと凝ったものと焼きそば、ちょっとした焼き物とを並行して調理することができますので、こういう準備の考え方もあるかと思います。

②夏は日よけが必須、テント、シュラフは?

食事の道具は準備できました。では出発!!と行きたいところですが、まだまだです。

夏のキャンプは一番頻度が高くなりますよね。でも、5月の日差しってどうですか?夏ほどでもないですが、厳しい紫外線が照り付けますよね。想像してみてください。そんな中でBBQの焼き係、火の番を担当したら何時間持ちますか?私だったら30分、頑張っても1時間が限界ですね。

そうなんです。屋根が欲しいですね。

私がキャンプを始めたころは、山のキャンプ場がメインだったので木陰で過ごせたので、屋根の意識はなかったのですが、徐々に海やちょっと川幅の広い河原でやろうとしたときは屋根がないと相当しんどいです。私が持っていて、ずっと愛用しているのは某メーカのヘキサタープというものです。

なぜそのタイプを選択したかといいますと、家族4人でキャンプに行くとなると、BBQコンロ、クーラーボックス、テント、シュラフ、椅子、テーブル、食材、着替え、etc、とまだお伝えしていない道具など先に紹介してしまいましたが、これだけの荷物を持っていくには、車に積める大きさや量を考えないと人が乗れなくなってしまいます。ですから、がっちりしたワンタッチ型のタープを選択してしまうと荷物が乗らなくなってしまい、何かを犠牲にしなくてはならなくなります。ですので、私はコンパクトに収納できるヘキサタープを愛用しています。

次に、必需品はテーブルと椅子です。これは言わずもがなですよね。特に椅子は先ほどのタープと同様にコンパクトに収納できるものが良いと思います。私の過去の失敗談ですが、安かったパイプタイプを購入したのですが、家族4人分のパイプ椅子はクルマの荷物スペースを相当占有します。結局翌年に全部コンパクトなタイプに買い替えました。道具を選んでいるときは、価格、機能にこだわって購入しがちですが、車の荷物のスペースにも十分考慮してください。

③春や秋に行くには夏の道具にプラスαが必要。

先になんとなく必要な物品リストを紹介してしまいましたが、BBQ用の道具、食事する際の道具、と紹介してきました。

あと揃えるべき道具は、どんなキャンプをするか、そのタイプ次第でしょうか。

私は春から秋の3シーズンにキャンプを楽しむという目的があったので、最初からテント、シュラフを購入しました。夏からキャンプを始めるという方は、場所次第ですが、基本的にはシュラフは必須ではなく、タオルケットなどで十分かと思います。

ただし、テントはあまり安すぎるもの、簡易さが追求されたものなどは避けた方が良いかと思います。急な天候の変化など、雨や風を凌ぐ必要が出てきます。そういう天候は基本的に避けるべきかと思いますが、できれば多様的なタイプを想定して購入するのがよいでしょう。

5何度でもいつでもどこでも手軽にできる方法や最低条件を見つけて続けられるようにコツを掴む。

①必需品は道具だけではない。

おおよその道具の準備用品がなんとなくイメージできたでしょうか。

でも道具はキャンプに必ず必要なことは当たり前ですが、それ以外にも重要なことがあります。当たり前ですが、トイレですね。施設が整っているところは混んでるから、ちょっとした広い場所で駐車場の心配もないから、手軽に行ける場所でやろう!なんて安易に考えてしまうと大変です。

歩いて10分以上かかるところにトイレがある、とか、最悪なパターンは、近くにそれらしいものがない、というところでキャンプを始めてしまうと大変なことになります。

これについてはあまり多くを語らなくても優に想像がつきますよね。

②道具の最低限必要なものを知る。

泊りがけのキャンプは先ほどリストアップした品物が必要ですが、さすがに毎回これだけの道具を準備して、毎回片付けしてとなると、頻度を上げることがなかなか難しくなってしまいます。

楽しいことはそれなりに頻度も多くないとなかなか長続きしませんし、折角購入した道具がもったいないですよね。

家族みんなでキャンプを楽しむ、または複数の家族で楽しむには、大掛かりなパターンのキャンプとお手軽なキャンプとバリエーションを持っていた方が長続きします。また、今日はキャンプ日和だね、となって思い立ってすぐに実行に移せたりするのも、手軽な方法を知っておけばみんなの予定を合わせるだけで出来てしまいます。

最低限、必要な道具はこの3つのパターンに分けられるかと思います。

■パターン1

思い立ったが吉日、近所の河原でBBQ

これは、本当に必要最低限のBBQのセットだけ準備して、タープもなし、椅子とテーブルを持っていくだけ。これだけでも十分で、欲をいえば、木陰で出来る場所を見つけてしまえば簡単キャンプができると思います。

■パターン2

ある程度計画性を持って、施設を頼りに宿泊キャンプ

これはなかなか忙しくて、道具の準備、キャンプのための下ごしらえなどが難しいという状況で、でもキャンプを楽しみたいという場合ですが、食事のセット、タープはその施設の配備状況次第ですが、不要なことが多いと思います。テーブル、椅子もいらない場合があります。これだけでもお手軽ですね。その手間の代わりにちょっと料理にこだわってみて、食材に嗜好を凝らすというやり方もいいんじゃないかと思います。

■パターン3

サバイバルに近いタイプのキャンプでガッツリ系

このパターンは、相当計画を練って、準備の時間も十分で、かつ家族みんなが多少の不便さを感じつつも現実の世界から逃避して、じっくりアウトドア生活を楽しむ、という目的の場合です。このパターンでは先にご紹介した道具のほとんどを持参することになります。でも、その準備の内容によっては、何泊もできてしまうかもしれません。私はさすがに夏では2泊でした。でも2泊すればその場所のちょっとした変化は知らなかった絶景探索とか、1泊でしか楽しめなかった範囲を超えて楽しむことができます。ちょっと準備が大変ですが、その楽しさや感動はその準備した手間の分味わえることでしょう。以上、ご紹介した3パターンくらいご自分でリストアップできるようになっていれば、キャンプのバリエーションをより広げられるのではないでしょうか。

③手間を掛けずに場数を踏む。

先ほどご紹介したように3パターンくらいのバリエーションをもっていれば、ちょっとしたきっかけでキャンプを楽しむことができるようになります。

春、桜が咲くころにいよいよ春到来でアウトドアに行きたいという気持ちになりますよね。ちょっと宿泊キャンプは寒いかな、と思っているかもしれませんが、海辺、川辺でのちょっとBBQくらいやりたいな、なんていう気分になりますよね。そういう気分にパターン1でさっと出かけるなんていいかと思います。

そしてゴールデンウィークですね。お休みがみんな続いているので、少し凝ったキャンプをやりたい、と思ったときはパターン3はどうでしょう。ちょっと準備の時間が足りないとなれば、空いていそうな場所を確保すればパターン2で、春はそんなパターン1から3までを選びながらやってみることができますね。

夏はみんなの夏休みにはやっぱりパターン3でガッツリやりたいですね。でも天気が良くて、時間もないときはパターン1でお手軽に近所の河原で、水遊びしながらという嗜好も合いますよね。

秋は春とほぼ同じですが、食材に凝った料理中心でパターン3のタイプなんていうのもいいですね。

以上のように四季に合わせてその実施方法のバリエーションを持たせることができます。バリエーションを持っていればいつでも行けるという自信につながります。場数を踏むことで、更にそのキャンプの楽しみ方にバリエーションが増えていきます。こういうことで私がご紹介している以上に皆さんの独自のキャンプ方法がどんどん生み出されていくのではないでしょうか。

④簡単に行けるというコツを掴む。

バリエーションを知ったうえで季節や家族の予定に合わせて行動することも重要ですが、ご紹介してきた道具をどういう状態で収納できているか、それがお手軽さや行動する際へのきっかけにもなります。

私の収納の状態は、母屋の屋根裏ロフト、押し入れの秋スペース、屋外の物置、といろんなところに分散収納されているので、実は準備も片付けもそれなりにひと苦労です。でも各々がコンパクトですので、数が多くて手間ではありますが、そんなに時間は掛からず済ませています。もっともお庭が広くて、物置も大きくて、キャンプ道具専用物置スペースがあるという方には無用な心配ですね。でもやっぱりそれらの道具の出し入れが簡単だとその準備、片付けに苦痛さを感じることなくキャンプに出掛けられると思います。まずは、キャンプの道具を買いに行く前に、どこにしまうかと決めてから準備することが大事だと思います。

⑤大事なことは片付けですよ。

片付け、めんどくさいですよね。めんどくさいことってなんでしょうか?食器などの洗い物でしょうか?それとも先ほどお話しした道具の収納でしょうか?収納前の虫干しでしょうか?どれもめんどくさいと思ったら嫌になってしまいますよね。ではどうしたらめんどくさいと思えず片付けができるのでしょうか?

私は、できる限り洗い物や虫干しは現地で人手が多いときに済ませるようにしています。食器はできるだけ油ものをほったらかしにせず、かといって、水やウェットティッシュなどは極力控えめにしながらほったらかしにしないようにする、食べたら綺麗にする。これを大人も子供も守ってもらうようにしています。これだけで片付ける物がだいぶ減らすことができます。また、テントやシュラフですが、これも現地で干してきてしまうことを私は実践しています。家に帰ったらなかなかテントなどを広げることも難しいですよね。キャンプの会場は、ロープや広場など豊富ですよね。ですから使ったものは現地で整理、掃除してしまう、これを私は心がけて、帰ってきてからのめんどくささを回避しています。

こういう対策は一部のアイディアだと思いますが、こういうアイディアをどんどんためて行って、みんなに協力してもらえば、片付けの辛さを取り払うことができると思います。

是非、ご自分なりの合理的なキャンプ方法を見つけ出してみてください。

6思い出を残すように。(目的がお父さんのキャンプすることだけにならないように)

①情報を集めて子供と奥様の意見を確認する。

道具と場所のお話しをしてきましたが、キャンプの企画はお父さんの考えだけで進めることも勿論問題ありませんが、家族でキャンプとなると、お子様を中心に考えることと、奥様がキャンプすることに賛同されているかも非常に大事です。

まずは奥さんの考えと合わせてみましょう。

私の経験から女性がキャンプに尻込みしてしまう理由としては、①衛生面と②トイレ事情、③虫嫌い、のこの3つを良く聞きました。そのほかには、鳥が嫌い、日に焼けたくない、お父さんの嗜好でやるだけじゃ楽しくない、という声もありましたが、そうなると私の手に負えないような条件ですので、最初の3つだけここで考えたいと思います。

衛生面は多少の妥協は必要です。ですが食器を綺麗に使いたいとか、子供の身体とかは最低限の衛生は必要ですね。それにはやはり水が必要です。キャンプ場の施設であれば水道があるでしょうし、場所によってはシャワーやお風呂も設置されたりしますね。そういうところでやることで奥さんの心配もかなり解消されるでしょう。でも、そういうところばかりではないですよね。シーズンオフのキャンプなどは施設がないところの方がロケーションが良かったりするので、設備が充実していない場所でどうしてもやりたいということも出てくると思います。そういう時には当たり前ですが、20?用ポリタンクを2つほど持っていくことが重要です。一つは食器洗いなどの上水道として、もう一つは子どものシャワーや手洗いなど、上水道と別の用途で使うようにします。そうすることで水の効率的な使用ができるようになります。1個はメイン、もう1個は予備として使うのもよいですが、これは使用量が多くなり減りも早くなってしまいますので、併用することが効率的に使うことになると思います。

水道事情が芳しくないところで何度も水の調達に出向くのも折角のアウトドアの楽しみが半減してしまいますよね。水の使い方一つ取っても考え方を持っておく方が良いと思います。

そういう衛生面の気遣いが奥さまの不安を取り除くことができると思います。

お父さんの嗜好で行くことよいですが、やはり一緒に行って、一緒にキャンプの組み立てを理解して、一緒に楽しむことはもっと大切なことであると思っています。

②お父さんが自信を持って子供を楽しませることができること。

あとは、お子様にどう楽しんでもらうかを考えます。

お子様は男の子ですか?女の子ですか?おいくつですか?年齢、性別で楽しみ方がいろいろ変ってきます。でもそれぞれに合わせてキャンプの場所を複数回開催することも、一度にみんなの嗜好に合わせていろんなところを廻ることも難しいですよね。ではどうしたらいいか考えてみます。

まずはお子様が小学校の低学年から高学年ですが、年が違うからってそんなにいろいろ考えることも必要ない場所を探してみましょう。

子供の大半が楽しいと思えるアウトドアはなんでしょうかね?そうです。海、または川の水遊びですね。泳ぐことも必須でもないと思いますし、水辺の観察などでも十分に楽しめますよね。

それより大事なことは、子供が行きたがっている海や川でお父さんは何をお子様にしてあげられるか、が重要だと思います。

「ほら、海(川)に来たから自由に遊んできていいよぉ~」なんて言って、お父さんは火の番、焼き係、という状態になるって結構ありがちかと思います。これは果たしてお子様は楽しいのでしょうか?高学年くらいの小学生にもなれば、自分の創造力を発揮して、何か考えて行動できると思います。ましてや仲良しのお友達とかと一緒だったらお父さんがいない方が逆に楽しいなんてこともできるでしょう。でも低学年のお子様は、創造力をいたすことができるでしょうか。やはり、折角キャンプに来て、アウトドアを満喫できる場所に来たのですから、その場所の特徴を子供の目線で見つけらえるようにサポートしてあげることは必要ですよね。「ほら、ここにこんな生き物いたよ、なんでこんなところにいるんだろうね。不思議だね。」とか、「この生き物めずらしいね。昔、お父さんの頃は近所で見つけられたのに、最近はこういうところまで来ないと見つけられないんだ。」とか、何かここでないと見つけられない、自分たちが住んでいるところとは違うものが発見でして、自然というものの面白さや大切さというものを知らず知らずに理解していく、こういう考え方のお手伝いをお父さんがちょっとだけやってあげると、「そうなんだ。大事なんだ。」とか「お父さん、すごい。」」とか、子供の考え方や視点も少しずつですが変わっていくのではないでしょうか。

③子供はその時期の価値観で感動しなくても、その時の思い出や経験が大人になってからそれを活かすことができる。

私がキャンプ好きになったことのきっかけは、実は父と母の趣味、嗜好ではないんです。私には歳の離れた兄二人がいて、自分が小学校から高校まで、兄とその友達のもう大人の人たちにいつも連れられ、川で泳いだり、BBQしたり、同級生が楽しいと言っていたこととはまったく違う世界で自分は価値観を培っていきました。同級生にはそういう体験している子がいなかったので、自分はいつも物凄い優越感に浸っていました。ですから、私は兄から教わったことを自分が親になって子供たちに伝えるということを意識しました。自分がアウトドア大好き人間だから、天気が良ければ日帰りキャンプでも行きたい、なんて言うのはいつも思っていましたが、もちろん自己中心的な行動ではなく、“アウトドアは最高!!”ということを子供にも体感してもらって、大人になってもその経験を友達仲間で楽しめるすこしでも役に立ててもらいたいという気持ちから家族でキャンプに行っていました。

今では子供も大きくなってほぼ自立する歳になっていますが、学校の友達とはしょっちゅうキャンプのようなアウトドアを楽しんでいるようです。恐らく、キャンプというものに抵抗なく、十分に楽しめる経験が豊富にあるんではないかと思っています。

以上のように、“今、この瞬間の娯楽”という意味でキャンプをすることもよいですが、“子供の何らかの経験と大人への準備”ということも目的にちょっとだけ据えてみて、場所選びやキャンプスタイルなどを検討してみてはいかがでしょうか。

7子供は結構自分で楽しむためのノウハウを習得している。

①お父さんが身に着けたノウハウは子供が間違いなく継承できる。

キャンプで覚えたノウハウは子供はどこか違った場所で間違いなくその力を発揮できる。

どうですか。家族でキャンプに行くためのノウハウはだいぶイメージできたでしょうか。

最後の仕上げです。ここでは道具の話でも、場所の決め方でもありません。お父さんだけでなく、お母さんにもちょっとだけ知っておいてほしいお話です。

我が家のキャンプは子供が小学校の頃に本当に春から秋にかけて本当によく出かけました。それはやっぱり“楽しいアウトドア”という子供の思いが強かったからだと思います。

ただ海や川で遊べるだけではなかったような気がします。

TVはない、照明は懐中電灯とランプだけ、聞こえるのは海から岸辺に打ち寄せる波の音と微かな音量で掛けるレゲエミュージック、体力の限り遊びまくった後の美味しい食事。暗がりに友達や妹と探検と言いながら、ちょっと悪びれて大人っぽいことしちゃう、などなど、子供には慣れた自宅や親しい友達だけの遊びには飽き足らず、ちょっと背伸びしたいシチュエーションが欲しいんだと思います。

長いこと仲良し家族でキャンプに行きましたが、最後の方では、火起しもできるし、肉も焼ける、探検は妹たちを引き連れ危なくないところで楽しく遊んでくる、時には新しい発想で独自の遊び方を見つけてくる、という子供の変化を感じたものです。

そうなんです。いろいろ場所とか道具とかお話ししてきましたが、一番重要なことは、子供が自立できるキャンプにすることを一番大事にしなければいけないのです。

②行ったことのない子供より行ったことのある子供はそれが友達付き合いで実力を発揮できる。

私も最近は子供が一緒に行かなくなったので、自分の趣味の仲間で日帰りキャンプ程度ですが、まだ続けています。そこでいつも気付くことですが、キャンプの経験のある人とない人では明らかにその行動が変わります。

キャンプの件権のある方は率先して手伝いを志願したり、志願することなく自ら準備して行動に移す、こういうことができるように思います。そう言う方と異なり、キャンプの楽しみ方を知らない人は、手伝いもせず、ただただ上げ膳据え膳で特に協力することもせず、しまいには手が出せないから居場所がなくなり、寝てしまうとか、ちょっとコミュニケーションが取り辛くなるという光景をよく目にします。折角解放感のあるアウトドアでの時間を過ごすのですから、もっと楽しめばいいんでしょうけど、楽しみ方が分からないから時間を持て余してしまう、という若者がいます。こういうことはまれかもしれませんが、もしかすると(発想が飛躍しすぎかもしれませんが)協働生活にキャンプ経験者とそうでない人で大きく得意不得意の差まで出てしまっているということはないでしょうか。

キャンプは誰か一人が準備して、料理の準備、調理まで行って、片付けも一人でやる、なんてことは無理ですよね。何人かの分担でやっといろいろなことが進められるのです。すなわち、生活条件の多少不便な場所で人間らしく生活をしてみる、でもその生活条件が悪いところは景色がきれいとか、非日常的な環境を楽しむことができるわけですから、日頃とは異なる集団生活をすることになります。そういう非日常での集団生活に慣れ親しんでおくということは大人になってもいろんな場面で重要な経験ではないでしょうか。

③家族と過ごした楽しい時間だったということを残せるキャンプを。

キャンプを通じて、大事なことをその実践方法だけでなく、考え方など子供の育成と少し絡めながらお話ししてきました。

いかがだったでしょうか。

私はそのファミリーキャンプに大事なことは、家族の一生の思い出として何を残そうか、ということを家族みんなで話し合いながら、そのスタイルを決めることが大事だと思います。

繰り返しますが、決してお父さんの独りよがりでキャンプを始めようとは思わないでください。

皆さんの楽しい思い出がもっともっと増えることの一助になればと願っています。

最後ですが、我が家はキャンプしようと言い出したのは、仲良し奥さん二人でした。結局、一番大事なことは奥様が“キャンプに行きたい!!”とモチベーションが高まってくれることだと思います。

では皆さんのファミリーキャンプの成功を心よりお祈りしております。