なかなか治らない子どものアトピーに疲れた親のための今後の対処方法

なかなか治らない子どものアトピーに疲れた親

子どものアトピー性皮膚炎ってなかなか治りませんよね。毎日お薬の塗布に汗対策、食生活に新しい治療法、お掃除、アレルゲン特定と除去、もう嫌!ってなったりしますよね。私にも二人のアトピー性皮膚炎の息子がいます。乳児湿疹から始まりかれこれ14年間、保湿剤とステロイドが常に家の中点在しています。

長男も次男も眠る前には背中が痒くなり「背中かいてー」攻撃。幼い頃は眠る前だけだったのが宿題が始まると宿題中も「背中かいてー」攻撃。つまりはストレス感じると背中が痒くなるんでしょうね。しばらく掻いた上に薬を塗ってまたそーっと周りを刺激しながら眠りにつかせたり、励まして宿題に向かわせたり。「背中かいてー」攻撃は毎日続く上に、掻く事で皮膚の状態は悪くなるんじゃないのか、我慢させるべきか?などと心配しきりなのです。さてこの「背中かいてー」に辟易した私はどうしたでしょう?

答えは母も子ども達に背中をかいてもらう事にした。です。意外でしたでしょうか。

子ども達に背中をかいてもらう事で考え方がグルっと変わりました。なにせ気持ちが良いのです。大人だって背中は痒いもの。隅々まで痒いと言う要求を満たして回る感覚に酔いしれました。こうなると彼らもアトピー性皮膚炎で背中が痒くなって我慢出来なくなるんじゃなくて人間誰でも背中は痒いからなのではとまで思えるようになってきます。そして子ども達も意外にこのギブアンドテイクに乗ってくれました。「次は僕をかいてなー」「みんなで丸く輪になってかいたら良いんじゃないー?」ってまるで温泉のコマーシャルみたいな事言って母を笑わしてくれました。

これってコミュニケーションです。親子ならではの最高に親密なコミュニケーションですよね。これ以上に親密なのって授乳とかお風呂に入れるとか位ではないでしょうか。この感覚に味を占めた母は足指をマッサージし合ったり、肩をもんでもらったり色んなコミュニケーションを楽しんでいます。

なんだか考え方をちょっと変えるだけで見える物が全くかわる事ってありますね。今回の記事では疲れて嫌になりそうなアトピー性皮膚炎対策を見直す事で、元気に対処出来る方法論を構築したいと思います。この後の質問に自分なりの回答がありますか?

  • 堂々巡りに入っていませんか?
  • ステロイドの使い過ぎを恐れて曖昧な使い方になっていませんか?
  • 民間療法の取り入れ方は合っていますか?
  • 完治するはず、又はしないのは何故と考え違いをしていませんか?
  • 必要以上に清潔にこだわっていませんか?
  • 食事のあり方を整理していますか?
  • 保湿の時間を楽しめるようにしていますか?
  • 大事な事は何ですか?

真面目な方がおちいる堂々巡り

真面目にアトピー性皮膚炎対策を実行している方ほどお疲れなのだと思います。アトピー性皮膚炎に真剣に向かいすぎて人間本来の元気さを失っていませんか?毎晩のお薬塗布、厳しい食事制限や新しい治療法の検索、たくさんの事に謀殺されているのはよく解ります。一生治らないかもと思いながら一つの考えに固執したり、また逆に効果を性急に求めて次々と民間療法を渡り歩いたりしていませんか?人間に一番必要なのはメンタルの健全さです。

どんな症状の病気の方でもメンタルが健全であれば生き抜く事が出来ます。必要な対処をこなした上はアトピー性皮膚炎よりもっと大事な物を見つけて楽しんだり熱中したりするべきなのです。アトピー性皮膚炎を治すのが人生では無く,アトピー性皮膚炎に出会ったのはより良い環境で生きて行くための切っ掛けだったと思えるようにしたいものです。

アトピー性皮膚炎は心の問題であると言われる事もあります。ストレスでアトピー性皮膚炎の悪化を招く事もある位ですものね。我が息子達が宿題嫌さにアトピー性皮膚炎の前兆である体のかゆみを訴えるのもそうです。つまり熱中出来る物に出会い、心の充足がもたらせれていればアトピー性皮膚炎は改善するのです。真面目な方に真面目にするなと言っても出来ないでしょうが、アトピー性皮膚炎対策は重要事項ではなく生きるためにする幾つかの選択だと思っていただきたいです。本当に大切な事は別の所にあるはずです。

どのような考え方で治療を進めていますか

治療の考え方はどのように決定していますか?脱ステロイドを成功されている方はともかく、大概の方は保湿剤やステロイドを使っておられると思います。この保湿剤やステロイドにも色々な種類がありますが、我が家はヒルロイドとアルメタ、リンデロンを使っています。保湿剤ではワセリンを使っておられる方も居るでしょうが熱を籠らせる事があるのでヒルドイドの方がお勧めです。

ステロイドは必ず刺激性の低い石けんでサラッと洗った肌に塗るようにしましょう。前回塗ったお薬が残っていると効きにくくなるそうです。そしてお風呂上がりは3分以内に保湿をします。これも時間が経つとどんどん乾くので重要な事です。ちなみに我が家では皮膚の状態が良い時のお風呂で石けんは使いません。

ヒルドイドは皮膚内部の水分を留める働きをしますので実は母の保湿にも使えます。なので冬場なら子どもに塗った続きに母のほっぺにもサラッと塗ります。しっとりしてどんな保湿剤よりも効きますよ。母にも良い事無いとね。

ステロイドは副作用もあるので大量に使いたくないとの想いが働きますよね。でも炎症を止めるにはステロイドを使うのが一番です。私が乳児湿疹で通い始めた皮膚科の医師はステロイドの使い方を十分に教えてくれました。医師が教えたのは早めに使い始めて総使用量を抑えるようにする考えです。

つまりアトピー性皮膚炎を早期発見して早めにステロイド治療を始め、炎症が収まっても2、3日は予防的に塗り続けて止めると言う使い方です。外からの見た目で炎症が収まって見えても皮膚の内側では収まっていないからと言う理由で少し長めに塗布を続けるのです。

最近ではこの方法も「プロアクティブ療法」とも呼ばれて広まってきましたが、良く十数年前に主治医は知っていた物だと感心しています。もちろん保湿剤はステロイド使用と関係なく必要な量使い続けますが、この「プロアクティブ療法」で漫然とステロイドを使う事無く全体の量が増えないようにするのです。私は最初に出会ったこの主治医の説明のおかげでむやみにステロイドを怖がる事もその時代に流行った酸性水による治療に走る事もありませんでした。

アトピー性皮膚炎の悪循環はなかなか抜け出せずに疲れ果てるものです。その悪循環に陥らない考え方を教えてくれる皮膚科医師との出会いが治療の基本になるので、もし薬の出し方や指導の仕方に不満がある場合は違う皮膚科医師を捜すのも手です。

現状が心配な方は「プロアクティブ療法」をキーワードに医師とお話をしてみてはいかがですか?アトピー性皮膚炎治療も日進月歩しています。新しい情報をちゃんと仕入れている医師と二人三脚でないとアトピー性皮膚炎治療をする事は出来ないと思います。

民間療法の見極め方

既に重傷化していて殺菌の必要性があったりする場合も医師と良く相談をしてください。アトピー性皮膚炎患者を狙った悪徳商売にだまされないでください。お値段の高い水や装置でアトピー性皮膚炎が治ったりはしません。塩風呂やヨモギ風呂などのお手軽に自宅で出来る物はやってみても良いですが、昔流行った酸性水などは危険です。そもそも殺菌をすると黄色ブドウ球菌などの悪い菌だけでなく肌の健全化に必要な常在菌も無くなってしまうのです。

漢方、温泉治療、断食道場、野菜スープ、イソジン塗 布、酸性水、シジウム茶、何とかの銘水、プルーン、深海水など沢山ありますが民間療法は石玉混合です。民間療法で怖いのはアンチステロイドを謳う事です。療法の中でステロイド使用を辞めるように謳っている物はまずお辞めください。突然ステロイドを辞めて酷いリバウンドを我慢させる治療なんてあり得ません。

リバウンドしている間に「ステロイドが抜けると良くなります」なんてステロイドが悪と言う言い回しをするのですが、それこそが世のアトピー性皮膚炎患者をグラグラと揺さぶっているだけの悪徳を感じます。ステロイドを使わずに生活出来るようになる事の良さは十分に解りますがそれには他に見極めるべき事と順序があるのです。そもそも一度治ったつもりのアトピー性皮膚炎も条件が整えばいつでも再発するのですよ。

乳酸菌やサプリも沢山出ていますね。大手の発酵食品会社が出しているアトピー性皮膚炎・アレルギー用のヨーグルトもあればヨモギ乳酸菌なんてのもあります。ヨーグルトの効能は色んな所で語られてはいますが、私は美味しいから楽しむと言う以上には食べさせません。

理由は簡単、食べたヨーグルトはそのまま腸にたどり着いたりしないし、ヨーグルト食べるのに必ず甘い物を入れたがるから。乳酸菌増やしたいならオリゴ糖を採るか乳酸菌そのもので良いのではないでしょうか。ヨーグルトって、牛肉食べてるのとそう変わりませんよ。サプリもグラッと来ますが要するに食物から摂取する量が足りないのを補うために飲む訳で、食事の中で補えればそれにこした事が無い訳です。

完治出来ると思うのがそもそも疲れる理由では?

アトピー性皮膚炎の完治を目指しているのにどうしても再発してしまうと落ち込んでいる方はいらっしゃいませんか?はっきり言います、アトピー性皮膚炎は完治しません。腰痛が完治しないのや視力が回復しないのと似ています。アトピー性皮膚炎になった人には両親がアレルギーだったり、花粉症だったりなんらかのアトピー要因を持っています。それは覆せない物なのです。遺伝により近眼になってしまう人に似ていますよね。

私は四半世紀前(25年前)に腰痛を発症しました。まだ若かったのに仕事柄腰を酷使していました。60代の腰と呼ばれてがっかりしたのです。一生付き合って行く事になる腰痛は腰回りの筋肉を鍛えるしか対処の仕方がありませんでした。ストレッチを覚て痛みを軽減出来るようになりました。腰痛の事なんて忘てれてしまうくらいに調子の良い時もあれば具合の悪くなる事もあります。

なんだか繰り返すアトピー性皮膚炎に似ていませんか?長い間、腰痛持ちをしている私は腰が傷み出す前兆も解るようになりました。そういう時は原因もほぼ思い当たります。例えば体重が増加していたり、冷えだったり、気圧の変化だったり。

アトピー性皮膚炎も完治はせずとも制御が出来るようになると思います。経験の中で悪化のタイミングや原因も想定出来るようになるはずです。食生活の乱れや乾燥、糖類の採り過ぎ、ストレスなど。完全に治る事はなくとも、状態の善し悪しの判断と対処法が身に付いて制御出来ていれば良いのではないでしょうか。大人になっても再発する可能性があると言う事はアトピー性皮膚炎の原因と対処法を子ども自身が身につけている必要もあると言う事です。早めに気付いて修正出来れば制御出来ると考えています。

きれい好きな方がおちいる闇

アトピー性皮膚炎やアレルギーのために毎日掃除を欠かさない方がいますね。よっぽどハウスダストのアレルギーが酷いと言う方はともかく、それ以外の方は毎日掃除なんて疲れる事をしてはダメです。なぜなら過剰な清潔感がアトピー性皮膚炎の発症につながっている可能性があるからです。戦後ほとんどの先進国でアトピー性皮膚炎は増加の一途をたどって来ているのですが、この増加は石けんの使用量と正比例だと言われています。

乳児湿疹からアトピー性皮膚炎が始まった人も多いと思いますが、これも「赤ちゃんの洗い過ぎ」つまり弱い肌から制御機能を取り去り過ぎでは無いかと言われているのです。皮膚の制御機能が洗い流し様々な抗原を皮膚から侵入させた結果のアトピー性皮膚炎ではないかとの推測なのです。最近の医学雑誌に掲載された論文では「幼児期に指しゃぶりや爪噛み習慣を持っていた人の方がアトピー性皮膚炎の発症率が低い」とありました。曰く様々な「不潔」と思われる習慣がアトピー性皮膚炎の発症に限れば役に立つと言う訳です。と言う事はアトピー性皮膚炎が現代の日本に置いて蔓延しているのは過剰な清潔感が原因とも言える訳です。

お掃除は程々に。ホコリで人は死んだりしませんからね。そんな事より元気に過ごせる事をするべきです。私は掃除を楽しみますよ。溜まりに溜まったホコリを吸い取ったり拭き取ったりするのは効果が目に見えるので楽しいものです。ま、そこまで掃除しないでほっとくからなのですが。

腸内環境健全運動

アトピー性皮膚炎治療に置いて食生活の健全化は外す事が出来ません。なぜ食生活の健全化が必要か理解していますか?腸に細かい傷があると未消化な摂取物が体内に滲み出るのです。それを不純物と捉えた体が抗体をたくさん作りすぎてアトピー性皮膚炎やアレルギーの発症につながるからです。症状によっては強烈な除去食が必要な方もいらっしゃるかもしれません。

タンパク質除去をしている方がたくさんいらっしゃるのですが、肌の再生にはタンパク質も実は必要です。腸の健全化のためにタンパク質除去を遂行している人も徐々にタンパク質を摂取するべきだと思います。食物アレルギーの子どもが徐々にアレルゲンだった食物を摂取出来るようになるように腸が健全になってゆき、傷が無くなればタンパク質を少しづつでも摂取出来るようになると思います。

この時に大豆タンパクを含む植物性タンパクから始め、魚の摂取と進めるようにしてください。白身のお魚から進めるのをお勧めします。徐々に鶏や青魚等も増やして行くようにします。豚、牛、牛乳などの摂取は控えめに。

何故、牛や豚の肉を控えめにした方が良いのでしょう。日本人の腸は西洋の人より長いと言う訳ではないのですが矢張り洋食を食べ始めたのはここ数十年の事です。だから魚や植物性タンパクよりは体に負担があるのかもしれないと思えるのです。授乳時期に乳腺炎を発症した私は駆け込んだ母乳外来で食事指導をされました。要は和食中心にしなさいとの事です。天ぷらと日本風カレー、チョコレートは全く食べない約束になりました。

すると乳腺炎は発症しなくなりました。和食はどうやら私の血液を濃くしすぎないために良かったらしいです。そして天ぷらと日本風カレー、チョコレートはいかにも油と砂糖の多い食物ですよね。この先生は離乳食の進め方に置いても同じことを言われました。既に乳児湿疹を発症していた息子の離乳食の進め方を極力遅らせるように助言されたのです。理由は未発達な腸に負荷をかける事で食物アレルギーを引き起こす可能性があるからでした。今では好き嫌いはある物の何でも食べられますよ。

この時の経験とその後の検索からアトピー性皮膚炎対策の基本は和食万歳だと思っています。和食なメニューにする事で色々なお野菜やわかめやキノコなど豊富なミネラル摂取が出来ます。油と砂糖、添加物を摂取しないようにする事が食生活の改善に置いて最も重要だと思えるのですが、外食を控え自宅で調理をするにしても揚げ物やパン生活をするとどうしても油や砂糖が増えます。

パンにはバターかジャムを塗りたくなるでしょうし、揚げ物に使う油はリノール酸が多いので体に負担がかかります。リノール酸は体の中で変化してアトピー性皮膚炎やアレルギー反応を促進させるホルモン物質を作ります。日本人はリノール酸の摂取量が多いのですがそもそもリノール酸の摂取が増えた理由はリノール酸が体に良いと言う間違った認識が定着しているからです。

高度成長期に間違った認識をしてから,日本だけが突出してリノール酸を摂取してきたようです。アトピー性皮膚炎にとって有益な油はαリノレン酸だそうです。あまに油やしそ油・エゴマ油ですね。ただ,酸化し易いので調理用には使えません。ドレッシングなどを作るのに適しているそうです。調理用の油はオリーブオイルにするようにしています。

和食の無い国の人がどうやってミネラル摂取をしているのか不思議ですか?彼らの食べるパンは全粒粉で作られる事が多いです。日本のように白くてふわふわしたパンを余り食べていないのです。そして思いのほか野菜も食べています。アボガドやパプリカなどミネラルの豊富な野菜を多く摂取しています。日本で売られているパンを考えると添加物の量や小麦粉の精製度において不安事項が多いです。日持ちのするパンにはどうしても添加物が入っていますし、真っ白に精製された小麦粉にはミネラルなどの栄養分がほとんどありません。

パンよりはお米の方が良いと思えます。お米でもヘルシーだからと玄米食をされる方が居ますが私はこれにも反対です。ミネラルは多いかもしれませんが消化し難いのです。それでなくても腸が息切れを起こしているのに消化し難い玄米を主食にするのはお勧め出来ません。

と、言う訳で結果的に昔のご飯。白米にみそ汁お魚と野菜中心の和食に徹しましょう。豆腐や納豆などの大豆タンパクを多用するのもお勧めです。和食万歳生活です。親も年齢的に和食がおいしいと思える時期に来ているかも。砂糖と油、添加物の摂取は何とか制御しなければなりません。マーガリンなんてもってのほかですよ。だしの素はアミノ酸を始めとする添加物が多いので出汁パックで出汁をとってみてください。意外に簡単で和食の世界が広がりますよ。

そして家で食事がそのまま子どもの食習慣になると思えば彼らにアトピー皮膚炎制御を伝える直接的な方法だと思えますね。

保湿時間をリラックスした物にする方法

お風呂上がりに保湿剤を塗る作業も毎日毎日で辛くなってきますよね。この時間をリラックスした時間にするには冒頭の「背中かいてー」攻撃のお話でも書いたようにコミュニケーションの時間にするのが一番です。中学生になった長男はそろそろゆっくりとはお薬を塗らせてはくれなくなりました。ということはゆっくりコミュニケーションを採らせてくれるのも中学生までと言う事です。期間限定だと思えば今楽しまなくてどうしますか。

お風呂って子ども達は大好きです。でも湯船で遊んで長湯をしそうな時は低めの温度にしています。暖まりすぎるとアトピー性皮膚炎が痒くなってきますもんね。そして先ほども書きましたが長く湯船に入っている日やステロイド剤を沢山使っていない日は石けんで洗う事をさせていません。

せっかくある皮脂を奪い取ってしまいたくないからです。つまりアトピー性皮膚炎の具合が良い時と具合の悪い時で動き方が全く違うと言う事です。具合の良い時はお風呂で石けんを使わず必要そうならちょっと保湿剤を付けとこうかな程度。具合の良くない時は患部を石けんで優しく洗ってステロイドとなります。

私にはもう一つリラックスする秘訣がありました。リンデロンには余り匂いが無いのですがアルメタやヒルドイドには匂いがあります。乳児湿疹の時からこれらを使って来ていたので、この匂いが私にとっては赤ちゃんと過ごす生活を思い出す幸せの香りなのです。アルメタとヒルドイドの混ざった匂いを嗅ぎながら二人が赤ちゃんで幸せだった頃に思いを馳せます。すると最近は少し生意気になった子ども達に対してもいつもより優しくなれますよね。

ついでに母の肩をもんでもらったり背中をかいてもらったり、白髪を抜いてもらうなどギブアンドテイクなコミュニケーション時間の出来上がり。こんなに親密な時間は他では持つ事がありませんよね。話を聞く時間や言葉遊びをしたり、子どもとゆっくり目を合わしたり、五感を生かしたコミュニケーション。是非是非お勧めしたい考えです。

アトピー性皮膚炎を治す事は目標じゃない

アトピー性皮膚炎を治す事は人生の目標でもなんでもないのです。疲れちゃったのならいったん辞めてもいい。代わりに海にでも行ってみてください。楽しく海で遊んでシャワーを浴びたらのんびり涼みましょう。意外にアトピー性皮膚炎は収まっているかもしれませんよ。我が家の息子達はあれだけ「背中かいてー」と言うくせに海や山(スキー大好き)やキャンプ場ではアトピー性皮膚炎が悪くならないのです。不思議ですよね。

彼らが「背中かいてー」と騒ぐのは宿題しないといけない時や眠りにつかないといけない時。ストレスを感じている時ですよね。もちろん宿題をするのは幼い人生で最大のストレス(勉強嫌いなのです)ですし、眠りにつくのが楽しいのは大人だけ。赤ちゃんがなんで寝る前に無くのかって思った事ありませんか?

子どもも眠りにつくには何らかの抵抗感があるんだと思います。寝る前には体温が上がって痒くなるのもあるでしょうが、話せるようになる前から背中をかき続けている母には赤ちゃん時代からの延長だと思えるのです。ストレスがアトピー性皮膚炎の悪化を細かく牽引しているのは明らかです。親が疲れてストレスを感じていたらもちろん子どもにも影響します。

さあ、疲れた治療は一度お休みにされても良いと思います。考え方の柔軟性を取り戻さないと辛くなる時もあるのです。背中をかいてもらう案はいかがでしたか?親ばかりが努力の上に努力を重ねてなんとかする問題ではないのです。実は子ども達にアトピー性皮膚炎との付き合い方を覚えてもらう事も重要なのかも。少し疲れたならば考え方を整理する必要があると言う事です。頭を冷やして今の治療方針が辛い理由を考えなおしましょう。

なかなか治らない子どものアトピーに疲れた親のための今後の対処方法まとめ

この後のまとめは最初の質問に対する私の回答を載せてみました。アトピー性皮膚炎対策の見直しに役立ててください。

  • 1.堂々巡りに入っていませんか?アトピー性皮膚炎対策は重要事項ではなく生きるためにする幾つかの選択です。
  • 2. ステロイドの使い過ぎを恐れて曖昧な使い方になっていませんか?「プロアクティブ療法」をキーワードに医師とお話をしてみて下さい。
  • 3.民間療法の取り入れ方は合っていますか?民間療法は石玉混合です。療法の中でステロイド使用を辞めるように謳っている物はまずお辞めください。
  • 4.完治するはず、又はしないのは何故と考え違いをしていませんか?一度治ったつもりのアトピー性皮膚炎も条件が整えばいつでも再発するのです。アトピー性皮膚炎の原因と対処法を子ども自身が身につけている必要もあると思います。
  • 5.必要以上に清潔にこだわっていませんか?アレルゲンがハウスダストにある場合しか求められていない完璧な家庭内清掃。きれいにしてもアトピー性皮膚炎は治りません。最近は清潔好きがアトピー性皮膚炎増加の原因とも言われています。
  • 6.食事のあり方を整理していますか?和食万歳。砂糖や油のしようを減らそうと思えば白米にみそ汁お魚と野菜中心の和食に徹しましょう。これが制御の要と言っても過言ではありません。
  • 7.保湿の時間を楽しめるようにしていますか?五感を働かして楽しく子どもと過ごしましょう。
  • 8.大事な事は何ですか?アトピー性皮膚炎は大事な事ではないです。アトピー性皮膚炎に出会ったのはより良い環境で生きて行くための切っ掛けだったと思えるようにしたいものです。

自分はアトピー性皮膚炎でないのに二人の息子はアトピー性皮膚炎だったのです。乳児湿疹からかれこれ14年。最初は中学生になる頃には治るだろうと思っていました。ところが大人のアトピー性皮膚炎や一度治ったアトピー性皮膚炎の再発などの話を効き始めるとこれはそんなに簡単な話ではないと気付きました。

その頃に根本的な対処法を確立した上でアトピー性皮膚炎を自分の物にしてしまわないと疲れるだろうと思ったのです。先の見えない完治と言う夢にすがろうとすると疲れます。実際には腰痛や視力のように完治はしないのです。でもアトピー性皮膚炎では死なない、ただ痒さに苦しむだけ。ならば腰痛を改善させて上手く付き合っているように制御すれば良いのです。

脱ステロイドが流行っています。脱ステロイドはもちろん否定する物ではありません。ただし脱ステロイドを煽りながら売り込む民間療法の悪徳さには腹が立ちます。実際に脱ステロイドを成功させている人の話を見ていても食事療法やメンタルに関する事が必ず含まれています。細かな情報も巷にあふれそれを検索するだけでも大変なのですが、基本は今回書いたように医師との連携と食生活、心の持ち様だと思います。

実はアトピー性皮膚炎の研究は現在どんどん進んでいます。黄色ブドウ球菌が異常に増えて影響しているとか常在菌の働き、乳児のうちのワセリン保湿で発症を抑えられるとか「プロアクティブ療法」や過剰な清潔感が悪なんて本当に最近になって言われ出した事です。

セレクトするべき食生活やスキンケアをちゃんと選べていて、頼れるべき医師が居ればそんなに心配する事無い。アーッちょっと食べ過ぎたからアトピー性皮膚炎出て来たわーってサクッと直せば良いのでは?