現役保育士が教える!いま保育士に必要な知識やスキルや特技の全て

学童保育の指導員になるには

現役保育士が考える、制度改正に伴って必要となる知識やスキル、特技です。今の時代だから必要となることもあれば、今までと変わらず必要とされるものもあります。現場から見えてきたものをお伝えします。

    目次
  • 1.「保育士」から「保育教諭」へ
  • 2.必要な知識
  • 3.必要なスキル
  • 4.特技
  • 5.まとめ

1.「保育士」から「保育教諭」へ

保育士になるには

保育士になるには二つの方法があります。一つは短大や大学、保育士養成校を出て保育士資格をとる方法。もう一つは毎年一回行われる保育士試験を受けて合格することです。保育士の資格があれば、保育園で働くことができます。

幼稚園免許取得の必要性

今から保育士を目指す方はできるだけ幼稚園免許も取得しておくほうがよいでしょう。なぜなら、今保育園・幼稚園は「認定子ども園」への移行という点で大きな岐路に立たされているからです。保育士も制度改正に伴って、今までの「保育士」という資格だけでは乳児しか担当できないなど制限がかかるようになりました。そこで、保育士資格、幼稚園免許の両方を持つ「保育教諭」という新たな役割が認定こども園では必要となってきています。幼稚園教諭免許がないと必ず保育園では働けないというわけではありませんが、これから乳児だけでなく幼児にも関わっていきたいと考えている方にとっては幼稚園免許は必須です。

2.必要な知識

保育士として働いていくのに保育士養成校や保育士試験で勉強する科目の知識を知っておくのは最低限のことです。筆者は保育士試験を受けて保育士になったのですが、覚えたこと全てが役に立っているとまでは言えませんが、普段の仕事の中で保育士試験で勉強したことを思い出さなければいけないときが結構あります。

例えば、子どもに対しての職員数ですが、当日の出勤人数が少なくそれが満たせない日もありました。そういう時は他のクラスから人をまわしてもらわなくてはいけません。それも国の最低基準について知らなければ保育がまわりません。また、ピアノを弾かなくても太鼓をたたいたりと音楽の楽譜を読む力も必須です。やはり、最低でも保育士試験に出る知識くらいは持っておかなくては厳しいです。

参考・保育士試験科目

  • ・保育原理
  • ・教育原理及び社会的養護
  • ・児童家庭福祉
  • ・社会福祉
  • ・保育の心理学
  • ・子どもの保健
  • ・子どもの食と栄養
  • ・保育実習理論

子どもの保健

筆者が普段からもっと勉強したいと常々思っているのは、子どもの病気や応急手当など、保健の分野のことです。園内には看護師がいますが、子どもの異常に一番初めに気づくのは保育士です。それも知識がなければ違和感を見過ごしてしまうかもしれません。

四季を感じる保育をするために

保育園では七夕、ひな祭り、こいのぼりといった季節の行事がほぼ毎月あります。先輩保育士が司会をし行事をすすめてくれる間はいいのですが、いずれは自分も行事進行に携わっていかなければなりません。そのときに、日本の伝統や行事の起源を知っておくことが必要になってきます。

基本的な社会人のマナー

保育士のような子ども相手の仕事は一般的な大人相手の仕事と違い、営業の電話をかけることもしなければ名刺交換もあまりしません。そのため、世間ずれしているととられることもしばしばあります。しかし、保育園に迎えに来る保護者の方はもちろん大人の社会の中でもまれてきた人たちです。保護者の方からおかしいと思われるような言葉遣いや対応をしないように、最低限の社会人としてのマナーは身につけておきたいところです。

3.必要なスキル

ピアノ

正社員で保育士をバリバリやっていきたいと考える人はピアノを弾けることが必須です。最低でもバイエルを終わらせているくらいでなければ話にならないでしょう。パートなどで保育士をしたい場合、ピアノは弾けることに越したことはないですし、弾けると大変重宝されます。

しかし、弾けなくても採用はしてもらえるのではないでしょうか。筆者はピアノは弾けませんが、そのときよほど人手が足りなかったのか、それでも正社員で採用がありました。だから、意外とピアノができなくても正社員で雇ってくれるところもあるのかもしれません。ただ、絶対にピアノは弾けたほうがいいです。それだけで園内での扱いが変わってきます。

表現力

子どもたちを一つにまとめ、指導していく中でオーバーリアクションと大きな声は欠かせません。普段の子どもとの関わりでも大げさにほめたり驚いたりと感情豊かな保育士であることは、子どもたちに良い意味で大きな影響を与えます。というか、オーバーリアクションでないと子どもたちには伝わりません。表現力に自信がない人は今からでも、どんどん練習してください。

美しい字

これも保育補助ならまだしも、担任でリーダーになると必ず必要になります。行事予定の掲示板や子どもの作品の名前かきなど保育では人に見せる字を書く場面が多々あります。筆者の保育園では字の先生に認めてもらった人しか字を書く仕事はできません。

危機管理能力

危険な場面を予測し、それをどれだけ未然に防げるかということが本当に大事になってきます。筆者は一年目のとき先輩保育士に背中にも目をつけてと言われました。怪我をしやすい子、させやすい子や、危険な場所など経験でわかってくるようになるので、そこによく注意をしながら見守ります。

パレートの法則または80:20の法則というものがあるのですが、それは怪我要注意の子どものクラス人数にも当てはまります。よく観察していると問題を起こす子は満遍なくいるのではなく、大体クラスの二割の同じ子が怪我をしたり危険なことをするということがわかってきます。そこの感覚を早くつかめるようになることが危機管理能力を高めることになるのではないでしょうか。

4.特技

・ダンス

運動会や発表会など踊ることが多い職場です。趣味でダンスをやっている人は覚えも早く教えるのも上手なので、とても役立つ特技であるといえるでしょう。

・手遊び

手遊びをたくさん知っている先生は、突然あいてしまった時間や間を持たせないといけないときに大変ありがたがられます。

・手芸、製作、手先の器用な人

保育園では、衣装や壁面、手作りおもちゃなど手作りするものが大変多いです。手先の器用な人が活躍できる職場です。

・運動スポーツ系

今の保育園はサッカーをプログラムに取り入れていたりと運動にも力を入れています。指導の面はもちろん、力仕事も多く体力がいる仕事なので体力があるということで役に立てます。

5.まとめ

いかがでしたか。いま保育士をとりまく環境は制度改正に伴って大きく変わってきています。その中で保育士自身も新しい知識を身につけないといけないことや、また、制度が変わっても今までと同じように大切にされるものもあるという話でした。ぜひ、参考にされてください。