猫と暮らすために今からやりたい部屋の工夫と生活の注意点のすべて!

猫と暮らす部屋の工夫

あなたの家は猫にとって安全で快適な空間になっていますか?ちょっとした部屋の工夫から置いてはいけないものまでご紹介!猫にも人にも満足できる暮らしのコツを伝授します!

    目次
  • 1.はじめに
  • 2.空間の工夫
  • 3.家具の工夫
  • 4.室温調整
  • 5.危険なものを取りのぞく

1.はじめに

猫と一緒に暮らすうえで、猫も人間も満足できる空間が理想的ですよね。猫は本来、単独行動をする生き物で、基本的にしつけができない動物です。

ガスコンロやシュレッダーの上などは危険なのでのぼってほしくないところですが、猫にはわかりません。畳や壁・ソファなどで爪とぎをされると、飼い主は困ってしまいますよね。

猫をしつけるのではなく、部屋の工夫をすることで飼い主にとって悩みのタネであるいたずらなどは減らすことができます。人と猫が快適に暮らせる空間づくりのお手伝いができれば幸いです。


2.空間の工夫

壁や柱

猫を飼っていて困るのが壁や柱で爪とぎしてボロボロになってしまうこと。また、マーキング行為で汚してしまったり、においも気になりますよね。一度爪をとぐことを覚えてしまうと、どんなに注意してもやめてくれないことが多く、マーキングは猫の習性のひとつなのでやめさせるのはかわいそうです。壁や柱で爪とぎする原因として考えられるのが爪とぎが少ない・爪とぎの場所が悪い・何かを訴えている、などがあります。爪とぎを増やしたり、猫トイレの近くに置いたりすることで改善されることもあります。何かを訴えている場合、のぼりたい棚があったり行きたい部屋があって壁に爪をたててしまうのが原因なので、それらの欲求を満たしてあげると改善される場合がありますので猫の様子を観察してみてくださいね。

爪とぎ対策として簡単にはじめられるのが、壁や柱を爪がひっかかりにくい素材で保護することです。ペットショップなどで販売されている猫の爪とぎ防止用の透明フィルムを直接壁や柱に貼って保護します。最近では100円均一ショップでも購入することができるので、一度トライしてみてもいいですね。すでに爪とぎをしてしまってボロボロになった壁や、もちろん爪とぎを未然に防ぐために貼るのもおすすめです。粘着剤付きのタイプがほとんどなので、難しいDIYは必要ありません。もしくはホームセンターで売っているガラス用のフィルムでも代用できます。部屋のインテリアにも影響のない、透明なタイプを選ぶといいですね。

さらに見た目やインテリアにもこだわりたい!という方はプラスチック製の壁紙に張り替えてしまう方法もあります。爪が壁にひっかからなくなれば、猫も爪とぎを諦めざるを得ませんよね。ペットがいる家庭用に開発された汚れにくく消臭効果のある壁紙もあるのでチェックしてみてください。また、腰くらいの高さまでカバーできるプラスチックパネルも販売されています。幅24cm高さ89.5cmのプラスチックの板4枚がセットになっていて、両面テープで貼りつけるだけなので、取り付けも簡単です。木目調のデザインになっているので、インテリアにもなじみます。価格は1セット約4.000円と、値段がちょっと高めですが、お部屋のプチリフォームとしてもいかがでしょうか。

爪とぎしてしまうなら、いっそのこと爪とぎを貼りつけてしまおうという作戦もあります。逆転の発想ですね!ホームセンターなどで市販されている猫用爪とぎを壁に張り付けたり、立てかけた状態で固定しておけば、壁への被害を少なくすることができます。最近ではシート状になっている爪とぎもインターネットで販売されていますので、試してみてもいいですね。

床やカーペット

猫の爪がのびていると、床や畳などを傷つけてしまうことがあります。また、肉球の間の毛がのびていると、フローリングの床を走ったときに滑りやすくなります。猫の爪を切ったり、毛をカットしたりといったボディケアも大切です。

今からできる工夫としては、フローリングのコーティングです。状態が悪くなければ既存のフローリングにも施工できます。種類も、ガラスコーティング・シリコンコーティング・ウレタンコーティングなどがあります。撥水性や耐久性に若干の差がありますが、どれもすべりにくくなるのでおすすめです。価格は1畳あたり5.000円程度です。

カーペットを選ぶ基準は、「お手入れがしやすい・汚れに強い・丈夫」の3つです。猫は毛玉を吐き出す習性がある動物で、部屋の中のどこに毛玉を吐くかわかりません。もちろんカーペットの上で吐く可能性もあります。そうなったらカーペットを丸洗いするわけにもいきませんよね。おすすめはタイルカーペットです。タイルのように小さなパーツにわかれているので、汚れた部分だけを取り外して洗うことができます。ホームセンターなどで購入できるジョイントマットでもいいですね。また、木目柄でフローリング調のクッションフロアもおすすめです。表面がつるつるしているのでお手入れがしやすく爪とぎにも強いのはもちろん、クッション性があるので老猫の足にも優しいカーペットです。

コード類・コンセント

猫の中にはコードをかじるのが好きな猫もいますが、感電のおそれがあるのでやめさせたいことのひとつですね。また、コンセントにほこりや猫の抜け毛がたまると火災の原因になるので危険です。

実践しやすい方法は、コード類にタバスコなどの辛い調味料を塗っておくこと。コードをかじるとカラくて嫌だと猫が感じて、コードへのいたずらがなくなる可能性が高いです。衛生面が気になる方は、ホームセンターなどで購入できる保護カバーをつけるのもおすすめです。ハードタイプとソフトタイプがあるので、用途によって選べます。また、コード類を壁や天井に固定してしまうのも効果的で、見た目もグッドです。

コンセントには、コンセント全体をおおうタイプのカバーを取り付けるのがおすすめです。人間の赤ちゃん用の事故防止器具として販売されているものを、そのまま猫のイタズラ防止として使えます。使っていないコンセントにはコンセントキャップをつけて、抜け毛が中に入るのを防ぎましょう。

窓・網戸

頭のいい猫だと、飼い主が窓やドアを開けるのを見て覚え、自分で開けてしまう猫もいます。エアコンなどで室温調整がしにくくなるだけでなく、脱走したり、高層マンションだとベランダから落下する危険もあるため、なんとかしたいですよね。また、力の強い猫は網戸を破ってしまったり、子猫が網戸をかけのぼってしまうのも困りものです。ここでも人間の赤ちゃん用イタズラ防止グッズが役に立ちます。開けてほしくないところはストッパーなどを使って開かないようにしてしまえば安心ですね。網戸破りの対策としては、ペット用の網戸に張り替えるのがおすすめです。破けにくく丈夫な網戸に張り替えれば爪もひっかかりにくくなります。3.000円程度から購入可能です。網戸を枠ごとはずしてしまう場合は、網戸の手前にフェンスを設置して直接網戸にさわれないようにしましょう。

高い場所からの落下防止

2階建て住宅やメゾネットタイプの部屋、ロフト付きの部屋で猫を飼っている場合、心配なのが高い場所から落下してケガをしてしまうことです。猫は高い場所から落下しても持ち前の俊敏さと柔軟性である程度は大丈夫なのですが、落下地点の床が階段であったり物が散乱していたりすると落ちてケガをすることがあります。

まず気をつけてあげたいのが、「落ちないようにすること」です。元気な猫は家の中を走り回って遊んでいるときに夢中になって手すりにジャンプし、足をすべらせて転落してしまうことがあります。対策としては手すりにカーペットを貼り付けて、爪がひっかかりやすくしてあげることです。テープで貼り付けるだけなので簡単ですし、賃貸でも安心ですね。また、肉球の間の毛をカットしてあげるとブレーキがかかりやすくなるので、こまめにカットしてあげましょう。

そして、「落ちても大丈夫なようにすること」もポイントです。吹き抜けなどの高い場所からの落下にそなえ、落下防止ネットを設置するのがおすすめです。余っているカーテンや園芸用のネットにハトメをつけて、ヒートンに引っ掛けるだけで落下防止ネットが完成!万が一足をすべらせてもネットが受け止めてくれるので安心ですね。

3.家具の工夫

ドア

器用な猫のなかには、ハンドル型のドアノブにジャンプしてドアを開けてしまう猫もいます。入ってほしくないところに入ってしまったり、冷房や暖房をつけていると困りますよね。ドライバーがあればすぐできる対策は、ドアノブをたて向きに付け替えることです。ハンドル型のドアノブは、よこ向きになっているため猫でも開けやすくなっています。それをたて向きに付け替えればジャンプして飛び乗っても開けにくくなるのです。そのほかの解決策としては丸型のドアノブにかえて、猫が飛びついても開けづらくすることです。大きなホームセンターにはドアノブだけ購入することができます。丸型でなくても開けにくそうなドアノブにかえて、おしゃれなものにしてもいいですね。

もうひとつはドアで手やしっぽを挟む事故が起こる心配です。ドアノブ側は注意がむきやすいですが、特に蝶番側は見落としがちなのにくわえ、ドアノブ側の何倍もの力がかかるので危険です。子猫の手が挟まると、骨がくだけてしまうこともあります。ドアストッパーを使ったり、ドア用隙間カバーを使って、事故を防いであげたいですね。

カーテン

子猫の時期は元気に走りまわり、カーテンにのぼってボロボロにしてしまうことが悩みのタネですよね。おすすめはビニール製のシャワーカーテンに付け替えることです。シャワーカーテンなら爪をひっかけても、布製のカーテンのように糸がよって見た目が損なわれにくく破れにくいのが特徴です。しかも布製のものより価格が安く、汚れてもお手入れしやすいのも嬉しいポイントです。一見するとシャワーカーテンとわからないようなデザインのものもあります。また、少し値段はしますが猫と暮らす部屋向けの防臭加工されたカーテンも販売されているのでチェックしてみてください。無理にカーテンをつけなくてもロールスクリーンで代用したり、直接窓ガラスにすりガラスタイプやスモークタイプのフィルムを貼る方法もあります。

ソファー

ソファーもまたかっこうの爪とぎ場になってしまうことが多く、頭を抱えている飼い主さんも多いのではないでしょうか。有効な手段としては、ソファーを覆ってしまうことです。ソファー用の防水カバー+厚手のカバーを2重でかけておくとソファー本体へのダメージを少なくすることができます。防水カバーを使っておくと万が一粗相をしてしまった場合もソファーを守れるのでおすすめです。また、シート状の爪とぎをソファーのひじ掛けや背もたれ部分に設置して爪とぎできるようにするという発想の転換もあります。

棚・キャビネット

賃貸物件などでつくりつけの家具にはできないテクニックですが、自分で購入した棚などにひと工夫することで猫によろこんでもらえる空間にできます。本棚などの棚板に15~20cmくらい手前に飛び出るように板を取り付け、それを段違いで設置していくことで手作りキャットウォークが作れちゃいます!別に板を準備してネジで棚板に固定するだけの簡単DIYなので、女性でもちゃちゃっと作れますね。猫がすべりやすそうな表面がつるつるした素材のものは避け、さらにすべり止めをつけると落下防止になります。棚のスペースが広いなら、そこに猫ベッドを設置すると、くつろぎ空間もできて猫も大満足です。

また、奥深の棚でキャビネットが床に近いところにあったり、フラップ扉になっている場合、扉の一部分をくり抜いて、猫が安心してくつろげる小さな猫部屋にしたり、猫トイレを設置して隠したりすることもできます。猫トイレの置き場所に悩んでいる方は試してみてはいかがでしょうか。

4.室温調整

猫はもともと暑さには耐えられますが、寒いのは苦手な動物です。特に夏の暑い時期、飼い主が外出しているあいだの室温調整に苦労しますよね。猫にとっての最適な室温は20~23度くらいといわれています。

暑さ対策

在宅中であれば窓を開け、風通しをよくしておくだけで猫にとって十分快適な室温になります。さらに部屋中のドアを開けておけば、猫自身で過ごしやすい場所を探して勝手にくつろいでくれます。特に玄関やトイレ・お風呂場などが涼しいようで、よく見かける場所ですね。お風呂場の湯船に残り湯があると溺れる危険もあるので、お湯を抜いておくかフタをきっちり閉めておきましょう。トイレは衛生的にちょっと・・・という場合は入れないようにストッパーをつけるなどの工夫をしてみてください。

外出中の室温管理や、エアコンがついてないと嫌!という人には冷房がかかせません。飼い主が家にいない場合は窓をあけるわけには無用心ですし、脱走や転落の危険などもありますよね。ですので、外出中は冷房を28℃くらいの高めに設定して出かけることをおすすめします。くわえて部屋の開けられるドアはすべて開けておくことと、寒いと感じたときのためにあたたかい寝床を準備してあげるとよいでしょう。

寒さ対策

猫と寒さとくれば、コタツを思い浮かべますよね。まるくなって寝てる姿はほほえましいものです。暑さに対し、寒さには強いので基本的に暖房器具は必要ありません。飼い主が在宅中であれば、猫も一緒にヒーターやコタツでぬくぬくしますが、留守中はやけどや火災の危険もあるため暖房器具はすべてオフしておきましょう。猫の寝床に毛布やブランケット、着なくなったセーターなどを置いてあげるだけで十分です。さらに床から冷気がはいってこないように、猫ハウスをマットの上に設置したり、少し高い場所に置くとあたたかさが増します。

猫は体内の温度センサーが鈍いので、ヒーターの前でくつろいでる猫をなでると触れないくらい熱くなっていることもあります。気づかないうちに低温やけどしていることもめずらしくないので、暖房器具を使用しているときはこまめに様子を観察しましょう。

5.危険なものを取りのぞく

人にとってなんの害のないものでも、猫には危険なものがあります。知らず知らずのうちに室内に置いてしまっていることもあるので、確認してみてくださいね。

観葉植物

庭やベランダでガーデニングをしていたり、お祝いに花束をいただくことがありますよね。そんな身近な植物にも猫にとっては命の危険があることも。猫にとって危険な植物は700種類以上あるといわれていて、食べたり・触ったりすることでさまざまな中毒症状を起こします。手に入りやすく、特に命の危険がある植物はこの6種類です。

  • ユリ科の植物:少量でも非常に危険な植物です。ユリを飾っている花瓶の水をひとなめしただけで嘔吐や下痢、最悪の場合は死に至ります。
  • アジサイ:つぼみに有毒性があり、食べると嘔吐を引き起こし、最悪の場合は死に至ります。
  • シキミ:仏壇に供えることがある植物ですね。口にすると嘔吐や下痢、呼吸困難を起こします。
  • ドラセナ(幸福の木):口にすると嘔吐や下痢、麻痺の症状が出て、最悪の場合は死亡します。
  • チューリップ:球根部分を食べるとヒフ炎を起こしたり、心臓麻痺になることがあります。
  • ジャスミン:紅茶として親しまれている植物です。食べるとケイレン発作を起こし、死に至ることもあります。

食べ物

私たちが普段おいしく食べているものの中にも、猫にとっては危険なものがあります。猫が口にしないように、置き場所には注意してください。

  • ジャガイモ:芽の部分を食べてしまうと嘔吐や下痢、発熱などを引き起こします。
  • ぎんなん:食べるとヒフ炎を起こしたり、呼吸困難に陥ることもあります。
  • アボカド:熟していないものや種の中身を口にすると、死に至ることがあります。
  • リンゴやモモ:未熟な果実や種の中身を食べると、ケイレン発作や呼吸困難を引き起こします。
  • タバコ:人間も食べると危険ですが、猫も食べると重篤な症状がでたり、死に至ります。

このほかにも扇風機やシュレッダー、殺虫剤や芳香剤など、触ったり食べたりすればケガをしたり中毒症状を起こすものがあります。置き場所に十分気をつけることと、購入するまえに危険性がないか考えてから買うようにしましょう。危険なものは極力猫から遠ざけて、快適な空間をつくってあげてくださいね。

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