スマホ画面をフロントガラスに投影するヘッドアップを検証してみる

スマホ画面をフロントガラスに投影するヘッドアップ

車を運転しながらスマホをナビ代わりにしたい。そんな方々に今話題のヘッドアップ。ヘッドアップとはナビやスマホの画面をフロントガラスに投影することで視線を前方から逸らさずに情報を得るシステムのことを言います。そのメリットやデメリットなどについて検証してみよう。

  • 1.ヘッドアップとは
  • 2.フロントガラスを利用したヘッドアップの必要性と需要
  • 3.フロントガラスにスマホ画面を投影するメリット
  • 4.スマホ画面を投影するデメリットについて

ヘッドアップとは

まずはヘッドアップの意味と概念からおさらいしておきましょう。

ヘッドアップとは頭を上げるという言葉のとおり、運転中に頭を下げる(=視線を前方からそらす)ことを防ぐために、フロントガラスやその手前の空間をつかって情報を表示するシステムや技術のことを言います。

車の速度や燃費情報などをフロントガラスに表示させることも、車載ナビと接続してナビ情報を表示することも、スマホの画面をフロントガラスに投影してナビ代わりに利用するのも、これらはすべて視線をそらさない意味からいうとフッドアップのシステムと言えます。

フロントガラスを利用したヘッドアップの必要性と需要

そもそも、スピードを確認するならメーターがあるし、ルートを確認したいなら車載のナビがある、アプリをみたいならスマホがあるわけなので、それをみればすむのではと思われる方もいらっしゃるでしょう。

機能としてはもちろんそのとおりで、それぞれを確認すれば済む話です。ですが問題は、「ながら運転に起因する交通事故の多さ」にあります。前方から注意をそらしてはいけないとわかっていながらもナビで好きな音楽を探したり、なかにはいまだに電話をしながら運転したり、スマホで文字を打ちながら運転するといったルール違反も多くみられます。

ルール違反は論外としても、それならば電話も音楽もルート案内もフロントガラスに情報を映して、音声操作(ハンズフリー)でできるようにすればいいのでは、という考え方もヘッドアップが必要となる理由の大きな理由のひとつです。ただしそれがすべてではありません。

安全を度外視して運転中にスマホをみる人のうちどのくらいの人がヘッドアップにメリットを感じ導入に前向きかどうかは別の検証が必要でしょう。

ではその他の需要にはどのようなものがあるかと言いますと、私は逆に車が大好きだからこそながら運転などしないという方々が「かっこよさ」を単純に追い求めてスマホの画面をフロントガラスに投影させたいと思うのではと考えています。

話題となって独り歩きしているもっともな理由とは正反対の方々ですね。車の内装やホイール、オーディオにこだわることの延長線上にヘッドアップの需要があるのではないかと思います。

フロントガラスにスマホ画面を投影するメリット

スマホは私たちの生活に欠かせない情報機器です。スマホが普及すればするほど私たちはテレビやパソコンを使わなかなってきました。道案内ももちろんスマホです。SIRIやOK!GOOGLEで話しかけるだけで、地図やルートをグーグルマップで表示してくれます。

車でいうところのナビゲーションシステムもスマホに移り変わっていく流れにあるでしょう。そういう意味ではルート案内をしたり、好きなプレイリスト音楽を聞いたり、電話をかけたり、周辺の情報を調べたりといったことがすべてスマホで完結できてしまいます。

その上での課題が、スマホの画面をみるために視線を落とさなければならないことですね。フロントガラスに投影することでその課題をクリアしてしまえば、運転のなかにスマホを溶け込ませるメリットはかなり大きいことがおわかりいただけると思います。

スマホで表示されるものはすべてフロントガラスに表示されますのでアプリの数だけ利便性や可能性が広がっていきます。助手席側で使用すれば動画などの映像をみることも可能かもしれません。今まで型にはめられたことしかできなかった車の中が一瞬にして別世界になります。

スマホ画面を投影するデメリットについて

メリットを検証したならデメリットも考えなければなりません。かっこよくて便利なヘッドアップですが、違う視点での検証も大事になりますので、ここではデメリットとなりえる要素について考えてみたいと思います。

まず考えられるのが、利用することによる危険性です。何かを操作するために視線を落とすことが事故につながることは先に述べました。では、前さえみておけば事故はおきないのかというと決してそうではありません。

視線はしっかり前を向いていても違うことを考えていたり、ボーっとしていては、前を向いている意味もなく事故につながる危険性があります。

そもそもヘッドアップは前を向いたまま情報を確認したり操作ができることによる危険性の軽減を狙ったものでもありますが、逆に考えると「運転中に視界に入る情報量が増える」と言えますので、スマホ投影される情報に完全に気を取られてしまうと注意力の低下につながりかねません。これこそがヘッドアップのデメリットとなりえる要素です。

危険を軽減するものであり、使い方によっては注意力を軽減させてしまうということは、ヘッドアップ導入を検討する一人一人が認識しておくことが大切です。

ナビで映画やテレビが観れるのに、運転中は映像をみることができない仕様が標準となっていることも同じですね。

文字や音楽や映像といった情報はドライブを快適にするうえでとても大きな役割をもっています。だからこそそれらの装備が整った車はかっこよくみえるし、うらやましくも思います。

ですが、何よりも「安全」があってこその快適・便利であることは忘れないようにしましょう。

スマホが車の連携&フロントガラス投影はかっこいい

でもやっぱり車は機能性やかっこよさって大事な要素ですよね。どんな車であってもどんな中古車であってもナビが新しかったり充実しているだけで車の印象は一気に上がるといわれているように、車とスマホが連携して、しかもその画面をフロントガラスで確認できるのは好き嫌いは別にして多くの人の憧れでもあります。

Kodawari編集部も車好きですので、これから本格的な普及が予想されるスマホのフロントガラス投影(ヘッドアップシステム)についてより実用的な検証を重ねていきたいと考えていますので、新しい発見があれば皆様にお知らせしていきたいと思います。